シリーズ授業「それぞれの秋 中学生編」


季節感のない中学生がたくさんいることに驚かされます。春と秋、特に秋が抜け落ちてしまっている子どもたちがたくさんいます。彼らや彼女たちにとって、季節は夏と冬しかなく、暑い、寒いとしか感じていません。体育会系の、なかでも粗暴な男の子たちには、真夏と真冬しかなくあきれてしまいます。真夏の太陽のような子どもたちを前にして、文学は語れません。語る気になりません。「私」を引っこめるしかありません。