工藤直子『のはらうた』童話屋


光村図書の中学校一年生の教科書に「野原はうたう」と題して、「たんぽぽはるか」さんと、「かまきりりゅうじ」さんの詩が載っています。中学生になってはじめて学習する単元です。特に「かまきりりゅうじ」さんは人気者です。導入部としてはうってつけの教材です。挿絵もすてきです。



ねがいごと
たんぽぽはるか
あいたくて
あいたくて
あいたくて
あいたくて


きょうも
わたげをとばします



おれはかまきり
かまきりりゅうじ
おう なつだぜ
おれは げんきだぜ
あまり ちかよるな
おれの こころも
かまも
どきどきするほど
ひかってるぜ

おう
あついぜ
おれは がんばるぜ
もえる ひをあびて
かまを ふりかざす すがた
わくわくするほど
きまってるぜ


私は「かぶとてつお」(カブトムシ)さんの詩が好きです。

けっしん
かぶとてつお
つよく
おおしく
いきる!
それが ぼくの けっしんです

でもときどき
むねの やわらかいところが
なきたくなるのね
なんでかなあ


工藤直子,ほてはまたかし『版画 のはらうた』童話屋
ほてはまさんの版画はすてきです!!