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TWEET「庇を貸して」

  一昨日、 開高健「文房清玩」 について書いたが、 (昔の中国の文人が硯や筆や紙に凝って一人で書斎で楽しんでいた様子を「文房清玩」と表したと、小説家開高健は自著の中で何度か語ってきた。) 「文房清玩」には順位があり、まず自室を清浄に保つ必要がある、との思いから、昨日部屋を入念に掃除した。足元に散らかしてあった書籍をベッドの上に乗せることからはじめた。調度品は掃除がしやすいように並べてあるが、日頃の運動不足(運動皆無)がたたって、すぐに疲れ、一服ばかりしていて、いっこうにはかどらなかった。午前中の早い内からはじめて、終わったのは夕刻だった。  その後、愛玩用の、 ◇「 ペリカン 万年筆  M205 DUO イエローデモンストレーター」 ◇「ペリカン 万年筆 M205 DUO シャイニーグリーン」 と、卒業論文を書く際に購入した、ひどく傷んだペリカンの万年筆に加えて、二本の吸入式の万年筆を洗浄した。こちらの手入れはいっこうに苦にならなかった。いま陰干し中である。  さらにその後、「釣具清玩」。禁断のルアーボックスの蓋を開けた。 日がな矯めつ眇めつ、あるいは手に取って戯れ、ニタニタし、飽きもせず、開高先生におかれましても、なかったとは到底考えられない「清玩」癖である。  時計に眼をやれば深更で、あわてて寝ようと思えば、ベッドの上は書籍にすっかり占有され、庇を貸して、すっかり母家を取られた格好だった。 かたずけるのも面倒で、テントマットを敷き、シュラフ(寝袋)を被って畳の上に寝た。この事態も「清玩」と思えば「清玩」であり、折角なので、今夜からは「ヘリテイジ トレイルシェルター」内で寝ようかと思っている。上等なひとり寝である。  「清玩」とは、行住坐臥、これ気品に極まる、と独り合点している。

「山賊の岩魚釣り」

伊藤正一『定本 黒部の山賊 ー アルプスの怪』山と渓谷社  林平の岩魚釣りはまさに名人芸だった。彼はどこの岩魚は、それぞれの時期にはどんな虫を食べているかをよく知っていたので、その虫の色に合わせて、毛針を自分で巻いた。  彼は流れのはたを、上流に向かって静かに歩きながら針を投げた。針を投げつつ歩く速さは常人がふつうに歩く程度だった。彼の手もとが軽くかすかに動くと、針は生きたもののように彼の思うところに落ちた。すると、まるで磁石にでも吸いつけられるように魚が吸いつけられてきた。つぎの瞬間、岩魚は空中をひらひらと舞うように飛んで、左手の手網の中へ飛び込んだ。そしてそのときには針がはずれているのである。万一途中で針がはずれても、岩魚だけは手網の中へ飛び込んでくる。まさに見惚れるほどの名人芸である。「拾うよりも早い」と彼は言っていた。  六月ごろまで黒部の谷にも雪渓がだいぶ残っている。雪渓の下にいる岩魚を釣るときは、彼は針を水平に振った。魚は水平に飛んで手網の中に入った。あまりのみごとさに私はしばしば見惚れていた。後日政府のある高官が「無形文化財にしようか」と言ったほどである。  調子のいいときは半日で十貫ほど釣ったこともある。そんな日にはそれ以上は釣らなかった。残りの半日で釣った岩魚を燻製にするためである。  通常、岩魚はだれかの釣ったあとしばらくのあいだは絶対釣に釣れないものだが、不思議に林平の釣ったあとは、直後でも釣れた。彼はぜんぜん魚をおどかしていなかったからである。  林平は漁をするだけでなく、山と魚を愛していた。釣りの往復にはかならず鎌を持って行って道端の草を刈りながら歩いた。また絶対に小さな魚は釣らなかった。まちがって小さなのを釣ったときは「来年まで、でかくなっていろよ」と言って逃してやった。 (中略)  その彼はもしだれかが毒などを流して岩魚を獲ろうものなら、怒り心頭に発して徹底的にこらしめた。「毒を流すと、幼魚や、岩魚の餌になる川虫までが死んでしまうから、当分岩魚が絶えてしまう」と言うのである。  したがって彼らのいたころは、悪い猟師が入らず、黒部は荒らされなかった。その点は、むしろ山賊のよい半面であった。(58-59頁)     遠山林平は、四人の「黒部の山賊」の一人である。 山賊とは良識ある山人、哲人のことだった。 「半日で十貫ほど」とは「半日で...

TWEET「一枚のフィルム」

 水面とは、水中と空中を分かつ一枚のフィルムです。釣りとは、一枚のフィルムをはさんでの、釣り人と魚との攻防です。 田上八朗『皮膚の医学―肌荒れからアトピー性皮膚炎まで』中公新書 「皮膚のいちばん表面にある、20ミクロン(1ミクロンは1000分の1ミリ)の薄さしかない角層とよばれる膜」(2頁)は、体内と体外を分かつ一枚のフィルムです。生体とは、一枚のフィルムをはさんでの攻防によって成立する活動主体です。 「このような薄い角層のシートで、水をいっぱいにいれた瓶の口を塞いでみると、何日たっても、水はちっとも減りません。つまり角層は、ゴム袋と同じように、水のような小さな分子でも通しにくい、生体がつくりあげたバリア膜、防御膜です。角層の上に細菌はもちろん、ウィルスのような小さな微生物をべったりと塗りつけたとしても、なかには入ってゆけません。このように、害をおよぼすものは通しにくい性質の膜でからだ全体を包んで保護し、さらにその内側を、繊維や細胞組織が裏打ちをしているのが基本的な皮膚の姿である、といってよいでしょう。」(4頁)

TWEET「バーサタイル(versatile)」

「バーサタイル(versatile)」という釣り用語がある。「バーサタイルロッド」といえば、「汎用性のある釣竿」というほどの意味である。特化した点 のない「バーサタイルロッド」ほど釣趣に欠けたロッドはない。「バーサタイル」とは面白みがなくつまらない、と私は解釈している 。  いまなぜ「バーサタイル」かといえば、卒塾生で釣友の H君にソルトウォーターフィッシングに再三誘われ、ついにその気になり、この数日間釣り道具と戯れているうちに、ふとそんなことを思った、ということだけの話で ある。  2020/08/02 AM3:00時 集合である。  釣りの世界には魔物が住んでいる。H君の悪魔のささやきを機に、釣りに現を抜かすことを恐れているが、人生を賭する覚悟がなければ面白くなく、釣果も上がらないのもまた事実である。  「そぞろ神の物につきて心を狂はせ」「取るもの手につかず」、早くも釣りと心中する勢いである。

「拝復 H君へ_登山用具を道連れに_その一」

2020/05/17 に、 ◇ 「パンデミックの最中(さなか)にあって_ “愛” 三題」 を書き一週間が経った。その間メールの送受信に明け暮れした。 そして、その間隙を縫って登山用具の整理に追われた。時間の経過が早く、特別な一週間だった。 2020/ 05/21 こんにちは。  高桑信一さんの文章は上手いですね。感心しています。 以下、 ◇ 「大暑の日に_山気にひたる」 ◇ 「山の日を前に、山気にあたる」 ◇ 高桑信一『古道巡礼 山人が越えた径』ヤマケイ文庫 ◇ TWEET「一竿の風月」 ◇ テンカラ 「書籍編」です。 です。 臨時休校で暇を持て余している小学校教諭の餌食になっています!? それは、 「今年の夏はキャンプ用品を集めようかなと考えています」 のひと言からはじまり…。いまでは立派なメル友以上です。 下記、Dちゃんへのメールです。 「単刀直入に…。 「エマージェンシー・グッズ」をお送りします。 以前、Hにお送りしたものは、「ソロ用」,「野宿用」,「ホームレス仕様」ですが、今回 Dちゃんにお送りするのは、「ソロ用」,「エマージェンシー用」の正統派です。室内で遊んでください。結構楽しいですよ。なお、小学校教諭の、「複数人用」,「キャンプ用」,「おままごとセット」は、明日到着の予定です。」 といった具合で、Dちゃんにまで飛び火しました。これで単独行の道具だけが手元に残り、すっかり整理されました。 ご丁寧なご挨拶、どうもありがとうございました。 では、では。 くれぐれもお大事になさってください。ご自愛ください。 FROM HONDA WITH LOVE. 追伸:Hは寝ながら受講している、とお父さんがいっていました。大正解だと思っています。

TWEET「一竿の夢」

◇ 山本素石『山釣り』ヤマケイ文庫 I 山中漂白 「飢餓のすなどり」 「山野秋邨先生」 「ボヘミアン」 「野宿の弁」 「天狗の神楽」 「ねずてん物語序説 」 Ⅲ 山中異聞 「山小屋の夜語り」 「奥美濃夜話」 「イワナの楽園」 「佐渡の渓流(上)」 「佐渡の溪流(下)」 〈解説〉 熊谷栄三郎「野人の風貌」 を読み頓挫した。 そして、来シーズンの実釣に向け飛び火した。 ◇ 片山悦二『テンカラ釣りがある日突然上手くなる (釣力UP!壁を破る超常識シリーズ)』つり人社 ◇ 石垣尚男『超明快 レベルラインテンカラ』つり人社 ◆『山と釣り  2015 vol.1  いざ、世界で一番美しい源流へ。 特別企画テンカラ釣り入門   』地球丸 ◆『渓流  2015 春 ノベザオだけじゃ、もの足りない。飛び道具の出番・簡素の美学テンカラの底流   』つり人社 一竿に夢を託している。 が、 ◇ 山本素石『山釣り』ヤマケイ文庫 に見切りをつけたという意味では決してない。投げ出すにはもったいない本である。結構な釣行記であり、釣り文学である。気まぐれな、気ままな読書に終始しているだけのことである。

TWEET「一竿の風月」

 山から溪へと目先がかわった。とはいえ、いまだ「山と溪谷」のうちにある。 「源流の漂泊者 瀬畑雄三の源流哲学」 高桑信一『源流テンカラ』山と溪谷社 「沢登りが溪谷を遡って山頂をめざす遊びだとすれば、釣りびとは竿を操って岩魚を求め、魚止を目標とする源流の逍遥である」(225頁) 昨日、 ◇ 山本素石『山釣り』ヤマケイ文庫 ◇  山本素石『新編 溪流物語』ヤマケイ文庫 が届いた。これを逍遥といおうか、埒外といおうか。

「山の日を前に、山気にあたる」

     偉容を仰ぎ、凄惨な 死に 慄(おのの)き、「 山の日」を前に山気にあたり、慄然としている。     読み急ぎ過ぎている。受容できないままに平衡を失いかけている。 山の本を読むという特異な体験をしている。逸脱から免れる ために小休止することにした。 2018/07/14 に「ヤマケイ文庫」「ヤマケイ新書」の存在を知った。 ◇ 高桑信一『山の仕事、山の暮らし』ヤマケイ文庫 ◇ 高桑信一『タープの張り方 火の熾し方 私の道具と野外生活術』ヤマケイ文庫 ◇ 塀内夏子『おれたちの頂 復刻版』ヤマケイ文庫 ◇ 伊藤正一『定本 黒部の山賊 ー アルプスの怪』山と渓谷社 を読み、 ◇ 高桑信一『古道巡礼 山人が越えた径』ヤマケイ文庫 「八十里越」 「八十里越の裏街道」 「熊野古道 小辺路」 ◇ 高桑信一『源流テンカラ』山と渓谷社 「源流の漂泊者 瀬畑雄三の源流哲学」 ◇ 大森久雄 編『山の名作読み歩き 読んで味わう山の楽しみ』ヤマケイ新書 「山頂」深田久弥 「山」小林秀雄 ◇ 萩原浩司『写真で読む 山の名著 ヤマケイ文庫50選』 ヤマケイ文庫 「新編 単独行」加藤文太郎 「 新編・風雪のビヴァーク」松濤明 「垂直の記憶」山野井泰史 「ナンガ・パルバート単独行」ラインホルト・メスナー をひろい読みした。そして、 ◇ 長野県警察山岳遭難救助隊『長野県警レスキュー最前線』ヤマケイ文庫 ◇ 山野井泰史『垂直の記憶』ヤマケイ文庫 が手元にあり、 ◇ 松濤明『 新編・風雪のビヴァーク 』 ヤマケイ文庫 を注文した。 「神々の山嶺(いただき)」に魅入られている。 以下、 「大暑の日に_山気にひたる」 です。

TWEET「先手必勝_その二」

 高校入試を終えても、誰からもおほめの言葉をいただけるはずもなく、ただ自賛するばかりです。今年は、一足早く自分への贈り物です。 ◇  WEXLEY「URBAN BACKPACK_DARK GRAY」 ベルギー生まれの、15インチまでのPCが収納可能なバックパックです。 ◇  THE NORTH FACE「グローブトレッカージャケット」 ◇  patagonia「ウェーダー・ワーク・ステーション」  先手を打ちました。果報は寝て待つことにします。次なる一手を考えています。

「詩一篇_木坂 涼『魚(うお)と空』の閲覧数について」

 2018/06/26 に、手遊びに書いた、 詩一篇_木坂 涼「魚(うお)と空」 の閲覧数が 100を越え、意外に思っています。   光村図書出版『国語 1』からの引用です。中学生諸君の閲覧なのでしょうか。毎日のように 読まれています。

詩一篇_木坂 涼「魚(うお)と空」

木坂 涼「魚(うお)と空」 光村図書出版『国語 1』(70-71頁) 急降下。 鳥が 翼(つばさ)で 海を打つ。 鳥は もう摑(つか)んでいる。 波は 海のやぶれ目を ごまかしている 魚は 海を脱(ぬ)けでる 初めて そして たった一度だけ。 空の高見(たかみ)で もうひとつの空へ のまれる  「海のやぶれ目」の意味が解らない子どもたちが結構います。「もうひとつの空」とは、「彼岸」という意味なのでしょうか。  釣り上げた「ちびっこ (ブラック) バス君」を宙づりにすると、「キョトンとした顔つき」をしてぶら下がっていることがあります。はじめてふれた世界に何が起きたのかわからないのでしょう。「ちびっ子バス君」たちにとっては、手荒い洗礼です。水面とは、水中と空中を分かつ一枚のフィルムです。釣りとは、一枚のフィルムをはさんでの攻防です。

TWEET「野分き直後のP池詣で」

 一昨日P池詣でに行ってきました。野分き直後のこととて、絶えず強風が水面をわたっていました。数羽のカイツブリが飛来し、折からの強風にあおられ、群をなして風裏で小さくなっていました。  申し分のない水量でした。いつになく長く続いた秋雨、近じかの二度の野分きの襲来で、水温はかなり下がっていることと思われます。  排水はしていませんでした。飛来したカイツブリの生息環境を思いやってのことでしょう。それくらいの配慮はあって然るべき、と勝手に決め込み、早々にP池を後にしました。  シーズンオフも間近です。いつ釣行しようかと、そんなことばかりが頭をめぐっています。

「秋分の日の早朝に、『ブラックバス_’17 夏季シリーズ 残照戦_最終戦』です」

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「秋分の日の早朝に、『ブラックバス_’17 夏季シリーズ 残照戦_最終戦』です」 2017/09/23 P池「朝まずめ」 昨夜は寝つきが悪く、今朝は4時に目を覚まし、こんな好機を逸するとは、釣り人の道にもとる、とひとり合点し、P池へと向かいました。 ◆ プレッソ 57L-SVF Attractive Sharp Twitch トラウトミノーイング専用のロッドです。 ◆ 15  ルビアス2506H  「プレッソ 57L-SVF Attractive Sharp Twitch」には、大きすぎ不釣り合いです。  月下美人 2LB  フロロライン ◇ カットテール 3.5,4inch  今朝は趣向をかえて、ワームから入りました。藻の上を釣る釣りですので、ノーシンカーで、オフセットフックを使用し、カットテール(WATERMELON, WATERMELON/BLK&RED )を投げました。幸先よく一投目からアタリがありました。その後もアタリはあるものの上手くのらず、またフックごともっていかれたり、とさんざんな目にあいましたが、ラインをたるませておき、30cm ほどもっていかれたところでアワせると、ノルようになりました。 今春産声をあげたばかりの、10cm ほどのちびっこバス君たちばかりです。 釣り上げて 宙づりにすると、「キョトンとした顔」をしてぶら下がっていました。はじめてふれた世界に何が起きたのかわからなかったのでしょう。 ちびっ子バス君たちにとっては、手荒い洗礼になりました。  2LB ラインでのやり取りは、繊細で釣趣に富んでいますが、ラインの傷みがはやいのが玉に瑕です。  3匹釣ったところ切り上げ、先を急ぎました。 ◆ DESTROYER F5-510Xti(エヴォルジオン) ◆ RYOGA 1016L ◇ V4バズ 2インプロップ フォーブレイドバズ 八日目の釣行にして、はじめてランディングにまでもちこみました。40cm はあろうかという結構なバスでした。着水後一巻きふた巻きした後のいきなりのバイトでした。 ◇ V-4 BUZZ IMPELLER(ヴァイパーレッド) はじめて投げた「 V-4 BUZZ IMPELLER」の 派手な動きに驚きました。不発...

「ブラックバス_’17 夏季シリーズ 残照戦_その7」

「拝復 P教授様_まったくのフライングでした。空振りでした」 「野分き冷えで、今朝はダウンベストを着ています。 釣りの方はいかがですか?」 おはようございます。 当地も「野分冷え」です。厚手の長袖の Tシャツを着ています。ユニクロの伊藤若冲作の絵柄のハーフパンツでは肌寒く、シュラフを膝掛けがわりにしています。 雨が上がり、風もなく、いつになく静かで不気味です。バスは台風を察知しているのか、荒食いするのか、といぶかっています。はやる気持ちとは裏腹に、昨日未明の釣行(2:44〜4:00)では見事に肩透かしを食らいました。まったくのフライングでした。 今日中には、「バズベイト」が二つ届きます。追跡すると、すでに豊橋郵便局まで配達されています。 Megabass「V-4 BUZZ IMPELLER( ヴァイパーレッド )」 Megabass「Orochi RATTLE VIPER 4BLADES (クロマムシ)」 これらを持って、と台風18号列島縦断最中(さなか)に、不埒なことを考えています。 仕上げの大切な時機ですね。 くれぐれもおだいじになさってください。ご自愛ください。 お心くばり、どうもありがとうございました。 GOOD LUCK! FROM HONDA WITH LOVE. 追記: 「ブラックバス_’17 夏季シリーズ 残照戦_その7 」 2017/09/16 P池「未明に出漁」 ◆ DESTROYER F5-510Xti(エヴォルジオン) ◆ RYOGA 1016L ◇ Megabass「V4バズ 2インプロップ フォーブレイドバズ」 アタリ 2 小雨が降り、時折 風が水面を渡り、池面をざわつかせていました。防水対策が必要です。ザックから登山用品をひっぱり出します。

「ブラックバス_’17 夏季シリーズ 残照戦_嵐の前の静けさのなかで」

 太平の眠りを覚ます上喜撰。 つい今し方、 「プロショップマリン Yahoo店」さんに、 Megabass「V-4 BUZZ IMPELLER( ヴァイパーレッド )」 Megabass「Orochi RATTLE VIPER 4BLADES (クロマムシ)」 の二点を注文しました。  ついに目覚めました。発症しました。本物です。本格的です。  こんな愉快な「WIRE BAIT」で釣ることができれば、本望です。『男子の本懐』です。  対応が早く、明日発送とのことです。今回の台風18号の接近には、間に合いそうにありませんが、今シーズン中には、とのんびり構えています。  ひとえに渇きのなせる技です。  人は孤独を求めて釣りにいくのか、孤独を抱えて釣りにいくのか、この静けさのなかでそんなことを思いつつ、台風前の荒食いの時機を見計らっています。  能天気な人生を送っています。

「ブラックバス_’17 夏季シリーズ 残照戦_台風接近中につき」

 つい今し方、Nさんからのメールで、はじめて台風情報に接しました。テレビなるものはなく、新聞なるものも読む習慣をもち合わせておらず、うかつでした。  台風前には、ブラックバスが荒食いをします。台風を前にして血が騒ぐのでしょうか。食欲が旺盛になり、盛んにルアーを追うようになります。この好機を逃さないように、台風の行方を見守ります。  台風接近中につき、くれぐれもお気をつけください。  被害がでないことを祈るばかりです。  08/04 に父が入院して以来、毎日が忙しなく過ぎ去っていきます。父の入院が原因ではなく、釣りが原因なのかもしれません。釣りの世界には魔物が住んでいます。魔物と戯れるのも人生か、とあきらめています。それだけの人生にすぎなかったということです。

「ブラックバス_’17 夏季シリーズ 残照戦_その6」

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「ブラックバス_’17 夏季シリーズ 残照戦_その6 」 2017/09/13 P池「朝まずめ」 ◆ DESTROYER F5-510Xti(エヴォルジオン) ◆ RYOGA 1016L ◇  OROCHI BUZZ RATTLE VIPER Jr. 赤まむし 釣果1 昨夕、Amazon に注文した、Megabass の「 OROCHI BUZZ RATTLE VIPER Jr. 赤まむし」が届きましたので、「 V4バズ 2インプロップ フォーブレイドバズ」はさておき、早速ラインに結びました。キャスティングを繰り返すこと十数投目にして、早速釣果がありました。「赤まむし」の名の示す通り、おどろおどろしい目つき、顔つきをし、毒々しい体色、また図柄のバズベイトです。その「赤まむし」を捕食しようと、飛びつくブラックバスという生き物は、やはり化け物です。 Megabass「OROCHI BUZZ RATTLE VIPER Jr. 赤まむし」 ◇ V4バズ 2インプロップ フォーブレイドバズ その後、迷わず、真新しいスカートにはき替えた「 V4バズ 2インプロップ フォーブレイドバズ」に交換しました。終盤近くに、一度アタリがありフッキングすると、「V4バズ 2インプロップ フォーブレイドバズ」が、私めがけてふっ飛んできました。例によって、反射的に顔をそむけ、目をつぶり、じっとしていましたが、顔をそむけ、目をつむったからといって事態が改善されるわけではなく、とはいつも思うことですが、降りかかる火の粉を払うには、顔をそむけ、目をつぶりやり過ごす、という私の姑息さは如何ともし難く、不治の病とあきらめています。 Megabass「V4バズ 2インプロップ フォーブレイドバズ」

「ブラックバス_’17 夏季シリーズ 残照戦_その5 」

「ブラックバス_’17 夏季シリーズ 残照戦_その5 」 2017/09/12 P池「朝まずめ」 ◆ DESTROYER F5-510Xti(エヴォルジオン) ◆ RYOGA 1016L ◇ V4バズ 2インプロップ フォーブレイドバズ  断続的に雨の降るなかでの釣行でした。  「次回は、Megabassの『V4バズ 2インプロップ フォーブレイドバズ』(5/16 oz)の投入です。こんな愉快な『WIRE BAIT』で釣れれば、本望です。『男子の本懐』です」と宣言した以上は、浮気をするわけにはいかず、投げ続けました。  葦ぎわでアタリがあり、いい感じで鈎にのりましたが、うまく寄せることができず、目の前でバラしました。気づくと、ドラグがゆるんでいました。大失策です。後の祭りです。  昨夜、「フィシング 遊」さんで、 ValleyHill の「シリコンラバー/アンブレラ ファインスカート」を六色買ってきました。便利な優れものです。スカートなしの姿は、あまりにも破廉恥ですので、久しぶりに釣具屋めぐりをしました。上等なスカートにめぐり会いました。ラバーの数が多く密でしたので、釣行後に立ち寄ったマクドナルドさんで、半分ほど間引いてやりました。シースルー仕立てになりました。ミニスカートにするのは、今回は見送りました。  気をとり直して、再度挑戦します。   いま、Megabass の「V-4 BUZZ IMPELLER」が気になっています。  ついに発病しました。発症した模様です。

「ブラックバス_’17 夏季シリーズ 残照戦_その3,4 」

「ブラックバス_’17 夏季シリーズ 残照戦_その3 」 2017/09/06 P池「夜間釣行」 ◆HEARTLAND FINESS SPECIAL ◆Plugger silver left ◇Microcast Spool BC4227R ◇POPX SW HT URUME 8lb ナイロンラインを巻きました。ロッド、ラインともにアンダーパワーのスペックです。「伸るか反るかの、スリリングなバスとのやりとりを楽しみたいと思っています」と、前回書きましたが、恥ずかしくも、数投目にバックラッシュ。そのままにラインを巻き取り、ロッドを持ちかえました。帰宅後、早々にあきらめて、ラインを切りました。 ◆ DESTROYER F5-510Xti(エヴォルジオン) ◆RYOGA 1016L ◇DERABUZZ SPEC-R 「ゲッ」というほど投げましたが、生体反応はなく撤収しました。後日に期することにしました。 「ブラックバス_’17 夏季シリーズ 残照戦_その4 」 2017/09/09 P池「朝まずめ」 ◆ DESTROYER F5-510Xti(エヴォルジオン) ◆RYOGA 1016L ◇DERABUZZ SPEC-R 釣果1 今朝は、潔くロッド一本だけを携えていきました。足で釣ろうと思っていました。水通しのいい場所があり、投げると数投目にガツンとアタリがあり、うまくのりました。ゆっくりリーリングし、ランディングまでの過程を楽しみました。「バズベイト」でのはじめてのバスでした。三度目の釣行にして、はじめての釣果でした。その直後、バスが「バズベイト」に体当たりしてきましたが、うまくのりませんでした。長居は無用と、意気揚々と帰路につきました。状況を目視できる、朝まずめの優位さを思いました。 次回は、Megabassの「V4バズ 2インプロップ フォーブレイドバズ」(5/16 oz)の投入です。こんな愉快な「WIRE BAIT」で釣れれば、本望です。『男子の本懐』です。

「ブラックバス_’17 夏季シリーズ 残照戦_その2 」

「ブラックバス_’17 夏季シリーズ 残照戦_その2 」 2017/09/04 P池「夜間釣行」 ◆ DESTROYER F5-510Xti(エヴォルジオン) ◆RYOGA 1016L ◇DERABUZZ SPEC-R バズベイトを引く速さを動画で確認しての実釣でした。バスが「DERABUZZ SPEC-R」に襲いかかり、反転して、ひったくっていくイメージを抱きつつ、今か今かと巻き続けましたが、はかなくも不発に終わりました。楽しみは釣れるまでの過程にあリます。長く楽しみを味わうことにします。 ◆Be Sticky Trout BST-HM57UL/C(SMITH) ◆17 CALCUTTA CONQUEST BFS HG LEFT Seira Minnow 80F HLチャートクラウン 釣果1 信望の厚いルアーです。傷みがひどくなりました。数々の釣果をもたらしてくれた栄誉の痕跡です。健気な「Seira Minnow 80F HLチャートクラウン」の献身です。 ◆HEARTLAND FINESS SPECIAL ◆Plugger silver left ◇Microcast Spool BC4227R 8lb ナイロンラインを巻きました。ロッド、ラインともにアンダーパワーのスペックです。伸るか反るかの、スリリングなバスとのやりとりを楽しみたいと思っています。 ◇MOGUL CRANK 47SSR アタリ3 勢いあまって、空中へとジャンプ。ノリませんでしたが、見せてくれました。 ◇Baby X-PLOSE 反応なく、あえなく敗退しました。 ◇POPX SW HT URUME 海へ行く予定もないままに、その精悍な形姿に見惚れて衝動買いしたルアーです。フェザーはついていません。初見参でした。敗退を喫しました。釣れるまで投げ続けます。  ライン、何種類かの煙草の吸殻、ペットボトル、ルアーのパッケージ。また、岸に打ち上げられたみずみずしいオオカナダモの数々。先行者がいたことは確かなことでした。常識をわきまえない釣り人にかぎって、釣りが上手いはずもなく、私は荒れ放題の釣り場に入りました。ゴミ問題に関しては、何をかいわんやです。  明るい月の前を淡い雲が絶えず過ぎ去り、時折涼風が吹き、水面がざわつき、コオロギが鳴き盛り、...