橋本敬三 操体「快の向かうところ」その一
橋本敬三 操体「快の向かうところ」その一
昔からマンウォッチングが好きでした。学生時代には、文学部のキャンパスのスロープの端に腰かけて、目の前を行き交う学生たちをマンウォッチすることを「オカッパチ」と呼んでいました。「岡目八目」のことです。誰が言いはじめ、どういう経緯で言い習わされるようになったのかは定かではありませんが、言い得て妙な言葉です。
goo辞書には、
岡目八目 意味
事の当事者よりも、第三者のほうが情勢や利害得失などを正しく判断できること。囲碁から出た語。碁をわきから見ていると、実際に打っている人よりも、八目も先まで手を見越すという意から。▽「岡目」は他人がしていることをわきで見ていること。「目」は碁盤の目の意。「岡」は「傍」とも書く。
と、書かれています。
デズモンド・モリス『マンウォッチング - 人間の行動学』小学館 を読んだのも学生時代のことでした。
私のマンウォッチングの内容が、質が、体に対する見方が、考え方が、橋本敬三先生の書かれた操体の本を読んだ前後を境にしてガラリと変わりました。