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『徒然草』_「第二二0段 何事も、辺土は賤しく」

TWEET「『徒然草』_原文の姿を知らず」 2021/06/05 ◇ 兼好法師,小川剛生訳注『新版 徒然草 現代語訳付き』 角川ソフィア文庫 を現代語訳で読んだ。原文の味わいを知らず、素っ気ない読書に終始した。 「 第二一九段 四条の黄門」, 「第二二0段 何事も辺土は」の二編は 特に面白かった。いずれも楽器の音についての話題である。 「第二二0段  何事も、辺土は賤 しく」 島内裕子校訂訳『兼好 徒然草』ちくま学芸文庫 「何事も、辺土は賤(いや) しく、頑な(かたく)ななれども、天王寺の舞楽のみ、都に恥ぢず」と言へば、天王寺の 伶人 の申し侍りしは、「当寺の楽(がく)は、良く 図 を調べ合はせて、物の音のめでたく調(ととの)ほり侍る事、外よりも勝(すぐ)れたり。故は、太子の御時(おんとき)の図、今に侍るを博士とす。所謂(いはゆる)、六時堂(ろくじどう )の前の鐘なり。その声、 黄鐘調 (わうしきでう)の最中(もなか)なり。寒・暑に従ひて、上がり下がり有るべき故に、二月、涅槃会より聖霊会(しょうりょうえ)までの中間を、指南とす。秘蔵の事なり。この一調子を以(もち)て、いづれの声をも、調(ととの)へ侍るなり」と申しき。   凡(およ)そ、鐘の声は、黄鐘調なるべし。これ、無常の調子、祇園精舎の無常院の声なり。西園寺の鐘、黄鐘調に鋳らるべしとて、数多度(あまたたび)鋳替へられけれども、叶はざりけるを、遠国(をんごく)より尋ね出だされけり。浄金剛院(じやうこんがうゐん)の鐘の声、また黄鐘調なり。 ◇ 伶人:楽人。 ◇ 図:図竹。調子笛のこと。 ◇ 黄鐘調:おうしきじょう。 「寒・暑に従ひて、上がり下がり有るべき故に」「 お釈迦様の入滅された二月十五日の 涅槃会から、 聖徳太子の命日である二月二十二日の聖霊会 までの期間の鐘の音を、基準としているのです」。  鋭敏な耳の持ち主を以って “ 伶人 ” というのか 、この兼好法師との分り合いの世界は、すてきである。 「祇園精舎の鐘の声」は 黄鐘調の音(ね)であり、 黄鐘調の音であってこそ、「諸行無常」と響くことを知った。 土門拳『古寺を訪ねて 斑鳩から奈良へ』小学館文庫 「法隆寺と斑鳩」 金堂にせよ、五重塔にせよ、 振り仰いだときの厳粛な感銘は格別である。 古寺はいくらあっても、 その厳粛さは法隆寺以外には求め...

「マーティン・ツェラーの奏でるバロックチェロ」

以下、再掲です。 J.S.Bach:6 Suites a Violoncello Solo senza Basso Vol.one / Suites 1,2,3 Martin Zeller:Violoncello M.A Recordings については、2010/04/22 に出版された、 ◇『PCオーディオ fan No.2』共同通信社  で知りました。PCオーディオに興味をもちはじめ、PCオーディオの何たるかが少しわかりかけてきたころのことです。このムックには、 「ハイレゾルーションサウンドの魅力 タッド・ガーフィンクル録音選 M.A Recordings HiRez Sampler」 とのタイトルのDVDが付録としてついていました。  マーティン・ツェラーがバロックチェロで奏でる、 「J.S.Bach:無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 (BWV 1007)より プレリュード、アルマンド、クーラント」 を聴き、その音色に魅せられ、早速注文しました。チェロに比し、滋味ともに豊かで、ふくよかです。 仲秋のいま、私の内では、第一に、 ブルーノ・ワルター ベートーヴェン 交響曲第6番『田園』 コロンビア交響楽団 第二に、 マーティン・ツェラー 「J.S. バッハ・無伴奏チェロ組曲 Vol.1」 M.A Recordings の順位がついている。 以下、CDの帯からの引用です。 「J.S. バッハ・無伴奏チェロ組曲 Vol.1」88.2kHz ワンポイント録音 マーティン・ツェラー(バロック・チェロ)使用楽器・ヤコブ・シュタイナー 1673年製  スイスのチェリスト、マーティン・ツェラーによる名器シュタイナー唯一の楽器で、世界で初めて録音された J.S. バッハ・無伴奏チェロ組曲。絹を撫でるような、魅力的な音色で奏でられ、かつてない感動に包まれる演奏です。  使用楽器はドイツ・チロルの名器、ヤコブ・シュタイナーの1673年製。現在、使用できる形で保存されている唯一の楽器です。ヤコブ・シュタイナー(1621~1683)は、クレモナの製作者たちが有名になる以前、音楽家たちに最も注目されていた製作家。膨らみが大きく、甘く、柔らかい音色が特徴的です。 また、解説には、  二十世紀初頭以来、6つの無伴奏チェロ組曲があらゆるチェロ奏者にとって必須のレパートリーとなっているの...

TWEET「東京藝大 天才たちのカオスな日常_2/2」

今日の明け方、 ◇ 二宮敦人『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』新潮文庫 を読み終えました。 「末端は本当に美しくなければならない」 「今の楽器は音程がとりやすかったり、指を動かしやすかったり、大きな音が出たり…進化して、合理化されているんです。バロック楽器はその点、構造が単純で、楽器が助けてくれません。自分の息で、頑張って調整しなければならないことが多いです。でもその分、出せる音色の柔らかさが全然違うんです」 「今のヴァイオリンって、弦はつるつるのスチールなんです。でも古楽器のヴァイオリンは、ガット弦。羊の腸なんですよ。これを弾くとですね、グワッと、凄く野性味のある音が出るんです。バロック楽器は今の楽器よりも生身の人間に近いんです。生きてるもの、自然に近いんです」 「古楽って地味だとか、単純だとか思われてる部分もあると思うんですけど…そんなことないんですよ。凄く激しい、情感のこもった音楽です」 「バロック音楽では、曲の感情を出すことが重視されるんです。イタリア語でアフェット、と言うんですけれど。作曲家の感情でも、演奏者の感情でもなくて、曲の感情。でも、曲の感情を出すためには私たちも感情を知っていなくてはならなくて。曲の感情に共感して、それを出してあげる。それを聴衆にも共感させていく」 二 宮  古楽の奏者たちは、アドリブによって和音を作り、メロディを作り、メロディを装飾して、その場限りの演奏を作っていく。感情を引き出していく。 「演奏する時は、生きたものを出さなきゃって思ってます。今はもう失われた音楽を、その音楽が最も輝ける形で、生きた状態として生み出したいんです」 「それ(古楽がもつ神秘性の表現)ができた時、凄い感動があるんです! 全てが混ざりあうんです。作曲家と演奏家が混ざりあって、聴衆と演奏家も混ざりあって。何だか、宇宙の調和みたいな?」 二 宮  数学や科学が宇宙の深淵(しんえん)に迫れるなら、音楽にだってそれができるのだ。 「『私たちは音楽の末端でしかない。けれど、その末端は本当に美しくなければならない』って、先生に言われました。本当にそうだと思っていて。私は、音楽の一部になりたいんです」 二 宮  尾上(愛実)さんは透き通って潤(うる)んだ瞳(ひとみ)をこちらに向けて、そう言った。(269-271頁)  オルガン専攻の本田(ひまわり)さんは...

TWEET「灯火管制中につき」

 2020/04/22 の夜更けに、突然自室の ペンダントライトの明かりが消えた。 すーっと消え入り、辺りがしんとした。 不要不急の外出は控え、以降ナツメ球の灯りだけで夜を過ごしている。  読み書きは諦め、専ら聞くことを心がけている。 小林秀雄最後の対談「歴史について」考える人 2013年 05月号 新潮社 音楽の美しさに驚嘆するとは、自分の耳の能力に驚嘆する事だ、そしてそれは自分の精神の力に今更の様に驚く事だ。空想的な、不安な、偶然な日常の自我が捨てられ、音楽の必然性に応ずるもう一つの自我を信ずる様に、私達は誘われるのです。ーー「表現について」よりーー(28-29頁)  今しばらくの間、「灯火管制」下の暗がりのなかで、音楽に保証された「もう一つの自我」へと向かう道を進もうと思う。

TWEET「散財もまたよし_最終便です」

夕刻、「PROCABLE」さんから、 ◇「NEUMANN(独)」(1.5m) ◇「VITAL VAM-265(英)」(1.5m) の二種のケーブルが届きました。「散財」最終便です。 「ドイツ・グラモフォン」は、 ◇「NEUMANN(独)」(1.5m) で、 「EMI」は、 ◇「VITAL VAM-265(英)」(1.5m) にて、はじめは説明書き通りに、その後は「 適材適所で適時適切に」、国籍を横断しグローバルに、と考えております 。  「 散散」の「散財」でしたが、この頃では「散散」にも慣れ親しんだ感を抱いております。

TWEET「散財もまたよし_勢いあまって」

封を切らずにそのままにしてあった 、 ◇「Linkerpard」 (2m) ◇「MillSO  Premium Audio Cable 」 (2m) の二種のケーブルと、 ◇  「Syncwire Premium Audio Cable」 (2m) のケーブルの奏でる音を聞いた。いずれも Amazonで購入した民生品である。 その好悪の別は上記の順だった。 ◇「BELDEN 88760(米)」(1m) の、高く澄みわたった秋空を思わせる音に魅かれ、 「PROCABLE」 さんに、 「BELDEN 88760(米)」 と比較し、線材がいくらか軟らかく 使い勝手のいい、 ◇ 「BELDEN 82760(米)」 (2m) を 注文した。  今日の午後には、 ◇ 「BELDEN 82760(米)」 (2m) が届き、早速拝聴した。ただ瞑目するばかりだった。  そして、勢い余って、 ◇「NEUMANN(独)」(1.5m) ◇「VITAL VAM-265(英)」(1.5m) を注文した。  これを機に、あくなき「比べっこ」という顚倒から足を洗うことにした。ケーブルでつなぐ前と後ろの機材・機器にまで被害が及ばなかったのは不幸中の幸いだった。

TWEET「散財もまたよし_生音について」

先ほど届いた、「PROCABLE」さんからの「商品説明書」には、 ◆ 万人が好きな普遍的な音 「そこには音の好みというものは、存在するようで、ほとんど存在しません。  あくまでも生音が基準で、それに最も近いものを良しとしますから、好みの問題とは別の次元になります。とても生々しく、聴くというよりは、目前に見えている音になります。本当の音は、目の前に、実体として、見えます。  生音に近いものを良しとする理由は、「音」というものが、「生音」に近い場合、はじめて本当のバランスや音質が、人間の耳に、より正確に判断できるからです。レコーディングは仕事ですから、完璧さを要求されるがゆえです。そしてその音は、怖いくらいに美しく、普遍的な音です。」 との記載があった。 「本当の音は、目の前に、実体として、見えます。」 「そしてその音は、怖いくらいに美しく、普遍的な音です。」 の二文から、青山二郎を思った。ただし、上記の文は、「音楽」ではなく、録音と再生における「音」の創造領域ついての記述であり、様相を異にしているが、大変なことが書かれていることに間違いはない。 白洲正子『いまなぜ青山二郎なのか』新潮文庫   人間でも、陶器でも、たしかに魂は見えないところにかくれているが、もしほんとうに存在するものならば、それは外側の形の上に現れずにはおかない。それが青山二郎の信仰であった。 (中略)  何事につけジィちゃん(青山二郎)は、「意味深長」という言葉を嫌っていた。精神は尊重したが、「精神的」なものは認めなかった。意味も、精神も、すべて形に現れる。現れなければそんなものは空な言葉にすぎないと信じていたからだ。これを徹底して考えてみることはむつかしい。生きることはもっとむつかしい。金持になった日本人は、これからは精神の時代だ、などと呑気(のんき)なことをいっているが、相も変らず、夢二の夢から一歩も出ていはしない。そのようなメタフィジックな物言いは、ごまかすのにはまことに都合のいい言葉で、お茶は「わび」の精神の蔭(かげ)にかくれ、お能は「幽玄」の袖(そで)に姿をくらまし、お花の先生は、蜂(はち)みたいに花の「心」の中で甘い汁を吸う。形が衰弱したからそういうところに逃げるので、逃げていることさえ気がつかないのだから始末に悪い。(55-56頁) 「PROCABLE」さんにお...

TWEET「散財の果ての」

久しくスピーカーの音を聞いていない。散財の果ての代物である。ケーブルをつなげば鳴るものと信じている。 ◇「MOGAMI 2534(日)」 ◇「BELDEN 8412(米)」 ◇「VITAL VAM-265(英)」 ◇「NEUMANN(独)」 以上、ケーブルが奏でる四種四様の別を楽しみたいと思っている。 なお、詳細は、 「iPhone/iPod/パソコン用ケーブル」 をご覧になってください。 また下記、 「私のPCオーディオです。シンプルです。お手ごろです。」 追伸:連日 音の渦中に身を置き、音の優劣、はては好悪の別さえもあいまいになってきた。この逸脱の解決は、春眠に任せることにした。一時待避することに決めた。 覚醒後も、当所(あてど)もなく浮遊している。いまの私における、「 適材適所で適時適切に」とは、各曲の各国産のケーブルが奏でる音に素直に従うこと、という至極当然の態度である。そんなこんなをしているうちに、光が見えるかもしれない。

TWEET「散財もまたよし_毒を食らわば」

ケーブルによる音の違いに魅入られています 。「音楽」から禁断の「音」の世界へと目移りしました。いよいよ泥沼です。 ◇「BELDEN 88760」(1m) の、 高く澄みわたった秋空 を思わせる音に魅せられ、 「PROCABLE」 さんに、 「BELDEN 88760」 と比較し、線材がいくらか軟らかく 使い勝手のいい、 ◇ 「BELDEN 82760」 (2m) を 注文しました。  ◆ Bowers&Wilkins ◇  PX5   の潜在能力の高さに偶然触れたことに端を発し、いまにいたっています。毒を食らわば皿まで、と食欲旺盛です 。 今日 Amazon から届いた、 ◇「MillSO  Premium Audio Cable 」 (2m) ◇「Linkerpard」 (2m) の二種の民生品は、未開封のままお蔵入りとなっています。 「2018年4月26日にアップルはAirMacシリーズの製造終了と在庫限りでの販売終了を発表した」 とのウィキペディアの記事に接し困惑している。 ◇「the 6th AirMac Extreme」 ◇「the 1st AirMac Express」 ◇「the 2nd AirMac Express」 現在、上記の「AirMac」のお世話になっているが、不透明な先行きに手を拱いている。

TWEET 「散財もまたよし_何をしてもしなくても」

「AirMac Express」と「MacBook Air」や 「the 6th iPad」,「iPhoneSE」をワイヤレスでつなぎ、「AirMac Express」と「 PX5 」 の両方を「3.5mm オーディオケーブル」で有線接続した際の音は格別 です。「 PX5 」の潜在能力の高さを思うとともに、「Bluetooth」でつないだ際の情報量の欠落の大きさを思います。 ケーブルによる音の違いに魅入られています。「音楽」から禁断の「音」の世界へと舵を切り、急発進しました。泥沼への序章です。 ◇「Bowers&Wilkins」 「 PX5 」に付属していたケーブル (1m) です。 ◇「BELDEN 88760」 (1m) 良くも悪しくも 「PROCABLE」 さん、から購入したパソコン用ケーブルです。 ◇  「Syncwire Premium Audio Cable」 (2m) ◆「MillSO」 (2m) 明日 Amazon より届く予定です。 ◆「Linkerpard」 (2m) 明日中に届く予定です。 何をしてもしなくても音は変わることを実感しています。 「 PX5 」に付属のケーブルで両者をつないだ音も十分に魅力的ですが、それ以上に、 高く澄みわたった秋空 を思わせる 「BELDEN 88760」の音はすてきです。今回は「 適材適所で適時適切に」と、のん気に構えているわけにはいきません。 ケーブルによる音創り、ということに思いをいたしております。

TWEET 「散財もまたよし_あげくの果てに」

「散財もまたよし_終わりに」 の果てに、「あげくの果て」があるとは思ってもみないことでした。「果ての果て」は、と注視しています。 ◆ Bowers&Wilkins ◇ PX5    昨日手にしました。ブルーです。品よくまとまっています。「ノイズ・キャンセリング」への執着の賜ものです。 「 PI3 」との実力差は明らかです。ふくらかな音がします。余裕さえ感じられます。 オンイヤー・ノイズ・キャンセリング・ワイヤレス・ヘッドホン 「最新のアダプティブ・ノイズ・キャンセル・テクノロジーでワールドクラスのサウンドを体験できます。洗練されたオンイヤーヘッドホンは周りの騒音をシャットアウトし、完全に自分の世界に入り込むことができます。」 「AirMac Express」と「MacBook Air」や 「the 6th iPad」,「iPhoneSE」をワイヤレスでつなぎ、「AirMac Express」と「 PX5 」 の両者を「3.5mm オーディオケーブル」で有線接続した際の「サウンド」は「 ワールドクラス」 です。「 PX5 」の潜在能力の高さを思うとともに、「Bluetooth」でつないだ際の情報量の欠落の大きさを思います。 手持ちの 4種の ヘッドフォン ◆ Bowers&Wilkins ◇ P3 Series2 ◇  PX5 ◇  PI3 ◆ Denon ◇ AH-D5000 の使い分けは、「適材適所で適時適切に」という簡単な結論に落ち着きました。 「音」に走ることなく、いまは緩衝地帯に留まっていますが、いつ逸脱するとも限らず、それはそのときのこと、と観念しています。 以下、 「私のPCオーディオです。シンプルです。お手ごろです。」

TWEET 「乗りかかった船」

「乗りかかった船_その1 」  早朝に起こされ事後処理に追われました。便意がなく困惑しています。粗相が常態化することを恐れています。  おかれた立場をわきまえず、 言葉が過ぎ頑(かたく)なな父には、「有無を言わせず」という断固とした態度でのぞむことにしました。午前中には、ヘルパーさんと相談し、懸念のマットレスを取り除き、ベッドの高さを調節しました。また、明後日には 嫌がる掃除を強行します。  主導権を握られ、またこれ以上横柄な物言いを許すわけにはいかず、完全に掌握するまで覇権争いを続けます。 「2020年 春の陣」です。 お忙しいなかのご丁寧なご挨拶、どうもありがとうございました。 くれぐれもご自愛ください。 FROM HONDA WITH LOVE. 「乗りかかった船_その2 」 お茶の蘊蓄とその品評、乗りかかった船の行方を楽しみにしております。 お気づかい、どうもありがとうございました。 FROM HONDA WITH LOVE. 「乗りかかった船_その3 」 手持ちの 4種の ヘッドフォン ◆ Bowers&Wilkins ◇ P3 Series2 ◇  PX5 ◇  PI3 ◆ Denon ◇ AH-D5000 と戯れています。「音楽」を尻目に、「音」に足をすくわれないように警戒 しております。 以上、 「三様の乗りかかった船」 でした。

TWEET 「散財もまたよし_終わりに」

  合格発表から三日目の今日、 「散財もまだよし」と思えど、これといって欲しいものもなく、散財し尽くした感を抱いている。  お祭り騒ぎ(お受験)を終えたいま、 明恵上人が 友とした、高山寺にかかる月を拝したい、とそんなことばかりを思っている。 ◆ Apple ◇ Incase AirPods Pro Case with Woolenex - ブラック 注文日: 2020/02/19 到着予定日: 2020/04/21 - 2020/05/09 Apple の限定品です。 2020/03/04 に、静岡大学・教育学部に合格した、卒塾生のPさんにおねだりされるままに、 ◇ AirPods Pro ◇  Catalyst Waterproof Case for AirPods Pro Special Edition BK をお祝いに差し上げました。「AirPods Pro」とは短いおつき合いでした 。 当ケースが到着し次第、ポスティングする約束になっています。 ◆ Miracase ◇ AirPods Pro ケース 2020/02/20 ◇ Incase AirPods Pro Case with Woolenex - ブラック が届くまでの代替品として、Amazon で購入しましたが当てが外れ、早々にP君に差し上げました。 ◆ mophie ◇ powerstation plus 6000 Universal Battery with Lightning Connector - グレイ 2020/02/26 Apple の限定品です。 Lightningケーブルで再充電でき、デバイスへの給電用の Lightningケーブルを内蔵したモバイルバッテリーです。出力 10Wの USB-A端子も搭載し、もう1台のデバイスを有線接続して、同時充電ができます。バッテリー容量 6.040mAhで、最大 2.1amp の速さで iPhone を2回以上フル充電でき、iPad への充電も可能です。 ◆ Bowers&Wilkins ◇ PI3 2020/03/09  多用途を目的としての設計か、優しく響く 「AirPods Pro」の 音には飽き足らず、迷うことなく注文しました。 「何をしていても全て聞こえる。当社のインイヤーヘッドホンは、アクティブに生きる為に...

TWEET 「春に漕ぎ出す」

  Bグループ入試がはじまりました。  今日の「筆記試験」、明日の「面接試験」で、今年度の高校入試のすべてが終わります。18日に行われる「合格発表」には、背を向けています。そっぽを向かれています!?  最高気温が20℃を越える予報です。  春に漕ぎ出します。  春愁に身を委ねます。折々の愁に遊びます。  春光に照る琵琶湖に浮かび、行方不明になろうと思っております。

TWEET 「散財もまたよし_おけいこノート」

2020/02/12 の夕方、 ◆ LaCie ◇ 500GB Mobile SSD High-Performance External SSD USB-C USB 3.0 が、予定より一日早く届きました。うかうかと寝ている場合ではなく、夜明け前には、 ◆ BUFFALO ◇ 外付けHDD for mac 2TB HD-M2.0TIBSU2(2011/03/26 購入) のおよそのデータを転送し終えました。 以下、「おけいこノート_割り算編」です。 【LaCie】/【BUFFALO】 です。 〈重量比〉 99.79g / 2.42 kg   =   41.2% 〈体積比〉 7.84×0.9×9.84 / 34.4×22.6×12.2 cm   =   7.32% 〈転送速度〉 USB 2.0(0.5Gb/s)/ Thunderbolt 3( 40Gb/s) = 80倍 「最高 540MB/秒 のスピード でタイムラグなくドライブから編集でき、1時間の動画や数千枚の高解像度画像を1分未満で転送します」 との記載があります。 いずれもいずれも長足の進歩を遂げています。ドックイヤーと称される所以です。私にはオーバースペックの代物です。 ◆ Apple ◇ AirPods Pro  が、2020/02/14 に上海から出荷された旨のメールが届きました。2020/02/19 に三日早く到着の予定です。  費用対効果は覿面 で 、時間の節約はかけがえのないものです。  駆動部のない「外付けSSD」 に換え、「HDD」の機械音からすっかり解放されました。さらにまた、 「AirPods Pro」の「 アクティブノイズキャンセリング」によって四囲の音から放たれた際には、水清ければ、如何(いかん)?、ストレスフリーは新たなストレスと なるのか? と興味はつき ず、夢現の世界にひとり遊んでいます。受験対策、そっちのけです。

TWEET「散財もまたよし」

 何をしようがしまいが、 おほめの言葉をかけていただけるはずもなく 、ただ自画自賛するばかりである。  私立高校の推薦入試を皮切りに受験期を迎えた今日、待ちきれずに自分へのご褒美を誂えた。ひとり遊びの玩具ばかりである。 ◆「Apple」 ◇  AirPods Pro 2020/02/22 に到着の予定です。アクティブノイズキャンセリングの機能がうれしい。Apple の音創りに興味が尽きない。 ◇  Catalyst Waterproof Case for AirPods Pro Special Edition BK 本体は依然行方不明ですが、その脱殻だけがいま手もとにあります。 ◆ 「trangia」 スウェーデン生まれの、「アルコールバーナー」用に設計された、アルミ製(無垢)のコッヘルには趣きがあり味わいがあります。 ◇  メスキット 明日到着の予定です。遊び倒します。お気に入りの、 ◇  1.0L ビリーコッヘル が、スタッキングされています。 ◇  ケトル 0.6L オーストラリアからの出品です。納期も遅く少々心配しています。 士気を高めるためには散財もフライングもまたよし、と納得しております。 追伸:活字離れが進行しています。

「大寒の日の今日、虚な頭で」

  金曜日(2020/01/17)の午後には、2020/01/04 の午後からはじめた 中三生の総括(学年末)テストの対策授業を終えた。冬期講習(2019/12/20〜)から数えると長丁場だった。土,日,月曜日には塾を自習室として開放し、また質問には随時応じることを子どもたちに告げた。  残務整理をし、そして適当なところで私立高入試の準備を切りあげた。活字は見る気にならなかった。 横になって、 ブルーノ・ワルター「田園」 ばかりを聞きながら、うつらうつらしていた。うつらうつらしながらも多少思うこともあった。 [名対談再録]「歴史について」小林秀雄 × 河上徹太郎 1979.7.23、於福田屋 『考える人 小林秀雄 最後の日々 生誕111年・没後30年記念特集  2013年春号」 新潮社 河上  そりゃあ、それでいいがね。……小林、僕この頃変になったんだ、音楽って嫌いになったよ。 小林  そうか。 河上  どういうことだろう。 小林  わかるよ。 河上  堅っ苦しくて厭(いや)なんだよ。僕、現代音楽というのが、 好きになってしまった。 小林  わかるよ。わかるけれど……。 河上  いけないか……。 小林  いや……。それは年齢(とし)のせいだよ。 河上  もう、モーツァルトとか、ベートーヴェンとかが、堅っ苦しくて厭なんだ。 小林  それは、当りまえのことが起こってるんだ。君、さしみは好きだろう。ところが、年齢とってきて、この頃はさしみがちょっと生臭くなってきたっていうところがあるだろう。 河上  こいつ、なんでも先を知ってやがるから厭だ。 小林  先きも後もない、長い付き合いがわからせるものがあるんだ。ーー僕は今日、「有愁日記」を読んでいたんだよ。 河上  そりゃ、どうも。……ここへ来るまで、僕は寝ていた。 小林  話のきっかけでも見つかるかと思ってね……。だんだん読んでいたら、君が、僕の「モオツァルト」に触れているんだ。忘れていたな。ところが、まったく偶然なんだが、前の晩、新しいレコードをもらったんでね。五一五番のクィンテットを聞いていたんだ。どうも、やっぱり大したものだ、と思っていたんだ。 河上  待てよ。おれも、忘れてた。 小林  「神さまは、バッハよりもモーツァ...

「動詞_振る」

茂木健一郎 / 江村哲二『音楽を「考える」』ちくまプリマー新書 江村  音楽の世界なら、バーンスタインが言っているけれども「自分が指揮者になれるか、自分に指揮者の能力があるかどうか、など考えたこともなかった。ただただ音楽が好きで好きで仕方なくて音楽をやっていた」と。実際にウィーン・フィルのコントラバス奏者から聞いたのですが、バーンスタインの振る指揮棒は、全然テクニックがないらしい。でもそれでいいんだと言う。「テクニックなんて全く持ってない。ただハートがすばらしい。あの人が来るだけで、あのハートに酔っちゃうんだ」と言っていました。 茂木  バーンスタインについては同じような話を僕も聞いたことがある。前に立つだけで音楽が変わっちゃうって言いますね。 江村  あの人が出てくると棒なんてものは、はっきり言っていらないんだって(笑)。 茂木  江村さんのご友人の大野和士さんも、先日私が司会をしているNHKの番組( 『プロフェッショナル 仕事の流儀』)に出られたときに、「最後は指揮者は振らなくていいんだ。究極は、じいっと彫像のようにそこにいるだけで音楽が変わるということが指揮者の理想なんだ」と言っていました。 (四八-四九頁)

「モーツァルトSym39 In E Flat K.543 - 4. Allegro」ばかりです。

昨夕、 「モーツァルト:後期交響曲集 」 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 レナード・バーンスタイン DEAUTSCHE GRAMMOPHONE が届きました。さっそく丁寧にリッピングし、 「モーツァルトSym39 In E Flat K.543 - 4. Allegro」 ばかりを繰り返し聞いています。ようやく耳になじんできました。音楽として聞こえるようになってきました。「音楽を聞くのも、一種の退屈に堪える練習である」ようです。 以下、 小林秀雄「モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない」 小林秀雄「絵を見るとは、一種の退屈に堪える練習である」 です。

小林秀雄「モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない」

小林秀雄『モオツァルト・無常という事』新潮文庫 ゲオンがこれを tristesse allante(註 疾走するかなしさ)と呼んでいるのを、読んだ時、僕は自分の感じを一と言で言われた様に思い驚いた(Henri Gheon:Promenades avec Mozart.)(45頁) 第十一章『モオツァルト』 木田元『なにもかも小林秀雄に教わった』文藝新書 (「モオツァルト」『小林秀雄 全作品 15』新潮社)   確かに、モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない。涙の裡に玩弄(がんろう)するには美しすぎる。空の青さや海の匂いの様に、「万葉」の歌人が、その使用法をよく知っていた「かなし」という言葉の様にかなしい。(159-160頁)  主題が直接に予覚させる自(おのずか)らな発展の他、一切の音を無用な附加物として断じて誤らぬ事、而(しか)も、主題の生まれたばかりの不安定な水々しい命が、和声の組織のなかで転調しつつ、その固有な時間、固有の持続を保存していく事。これにはどれほどの意志の緊張を必要としたか。(160ページ) 「一つの主題自身が、まさに破れんとする平衡の上に慄(ふる)えている」(160頁)  今、これをこれを書いている部屋の窓から、明け方の空に、赤く染った小さな雲のきれぎれが、動いているのが見える。まるで、 (楽譜 略) の様な形をしている、とふと思った。三十九番シンフォニイの最後の全楽章が、このささやかな十六分音符の不安定な集りを支点とした梃子(てこ)の上で、奇蹟の様にゆらめく様は、モオツァルトが好きな人なら誰でも知っている。主題的器楽形式の完成者としてのハイドンにあっては、形式の必然の規約が主題の明確性を要求したのであるが、モオツァルトにあっては事情は寧ろ逆になっている。捕えたばかりの小鳥の、野生のままの言い様もなく不安定な美しい命を、籠のなかでどういう具合に見事に生かすか、というところに、彼の全努力は集中されている様に見える。生まれた許(ばか)りの不安さに堪え切れず動こうとする、まるで己れを明らかにしたいと希(ねが)う心の動きに似ている。だが、出来ない。それは本能的に転調する。若(も)し、主題が明確になったら死んで了(しま)う。或る特定の観念なり感情なりと馴れ合って了うから。これが、モオツァルトの守り通した作曲上の信条であるらしい。これは何...