「『とんぼの本』_危うきに遊ぶ」

2017/11/26 のブログに、
 「『とんぼの本』は、誠によくできた本ですが、その便利さゆえに、どこか不自由で窮屈な感じがしています。手っとり早いことの危うさを感じています。やはり、「君子危うきに近寄らず」ということなのでしょうか」
と書きましたが、書いたまでのことで、その後にいたっても、その勢いは止まず、
松居竜五,ワタリウム美術館 [編]『クマグスの森ー 南方熊楠の見た宇宙』(とんぼの本)新潮社
を求めて、書店に行きましたが、置いてなく、
◇白洲信哉 [編]『天才 青山二郎の眼力』(とんぼの本)新潮社
◇洲之内徹,関川夏央,丹尾安典.大倉宏 ほか『洲之内徹 絵のある一生』(とんぼの本)新潮社
の二冊をを買ってきました。そして、
松居竜五,ワタリウム美術館 [編]『クマグスの森ー 南方熊楠の見た宇宙』(とんぼの本)新潮社
を、Amazon に注文しました。
白洲正子『名人は危うきに遊ぶ』新潮文庫
「名人」ならずとも「危うきに遊ぶ」ところに面白みがあります。「とんぼの本」づいています。しかし、「とんぼの本」との心中は、御免こうむります。

以下、ラインアップです。思い入れのある方たちの名前が並んでいます。

◇白洲信哉 [編]『小林秀雄 美と出会う旅』(とんぼの本)新潮社
◇白洲正子,牧山桂子 ほか『白洲正子と歩く京都』(とんぼの本)新潮社
◇芸術新潮編集部 [編]『司馬遼太郎が愛した「風景」』(とんぼの本)新潮社
◇司馬遼太郎,白洲正子,水上勉 他『近江路散歩』(とんぼの本)新潮社
◇永坂嘉光,静慈圓『空海の道』(とんぼの本)新潮社
◇須賀敦子,松山巖,アレッサンドロ・ジェレヴィーニ,芸術新潮編集部『須賀敦子が歩いた道』(とんぼの本)新潮社
◇永井永光,水野恵美子,坂本真典『永井荷風 ひとり暮らしの贅沢』(とんぼの本)新潮社