「動詞_聞く」

今日も「モーツァルトSym39 In E Flat K.543 - 4. Allegro」ばかりです。

木田元『なにもかも小林秀雄に教わった』文藝新書
第十一章『モオツァルト』

『ケルビムのごとき旅人』(『シレジウス瞑想詩集』植田重雄・加藤智見(ちけん)訳、岩波文庫、第五書[下、第五章])の箴言(しんげん)三六六でこう言われています。

 この根底に静かに神が宿っている人の心は、神が望むままに神に触れられるのを喜ぶ。だからその心は神の弾く竪琴である。

 この箴言には「神の竪琴の演奏」という表題が付けられています。それこそがモーツァルトなのです。(164頁)

モーツァルトが聞く者たちのなかでもっともよく聞く者だったということ、つまり彼はそういう者として現生したのであり、したがっていまもなおそうだということなのです。(163-164頁)

以下、
小林秀雄「モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない」
です。

下記、
「地下足袋で歩きながら、つらつらと」動詞を大切にする。
齋藤孝「人生は動詞で変わる」
です。