「哀しみ」

「もののあはれ 個人的な感慨」の項で、
「以下、草稿です」
「目下 沈思黙考中です」
のお断り書きの下、下記のように書きました。

「もののあはれ」とは、
「人に触れ、自然に接し、そのどうすることもできない哀しみを分かち合い共有すること。万物は流転し、諸行は無常であることに思いをいたし、彼我のはかなさに感じ入ることによって、人や自然とつながること」
と、私なりに考えています。

「哀しみ」は私にとってとても大切な言葉です。

一昨日 乱雑に積んである本の中から下記の二冊の本を引っぱり出してきました。拾い読みしただけの、手つけずに等しい本です。

 山折哲雄さんの『幸福と成功だけが人生か「悲しみ」の日本精神史』という陳腐な題名は好きになれません。『悲しみの日本精神史』を新書版で復刻・再販する際に『幸福と成功だけが人生か「悲しみ」の日本精神史』に改めたとのことですが、いかにも「PHP」好みの題名、といったところでしょうか。
 詳細は後日、ということにさせていただきます。まずはご紹介まで。