さだまさし「北の国から 遙かなる大地より~螢のテーマ」


「倉本聰私論」
私の卒業論文の題名です。シナリオ文学です。『北の国から』がその中心です。生存中の著者の作品は認めないという暗黙の了解に背を向けて書きました。ペリカンの万年筆に青色のインクを入れ、形から入りました。留年し一年と半年をかけて、400字詰の原稿用紙に150枚書きました。卒論については後日あらためて書きたいと思っています。たくさんの思い出があります。思い入れがあります。

調べてみると300枚の誤りでした。大作(?)です。こんな大切なことまで忘れてしまっているとは、情けなくなります。

さだまさしさんの歌う「北の国から 遙かなる大地より~螢のテーマ」を聴くと、切なくなります。哀しくなります。

倉本聰さんは、
「"あ~"と"う~"だけで、あれで『作詞 さだまさし』もないもんだよね」
「作詞だよ!?」
「図々しい」
とおっしゃられています。

「あ〜」と「う〜」は、富良野の大自然を前にしたさだまさしさんが、言葉を失くし、言葉は邪魔にしかならないと考えた末に出した結論です。倉本聰さんが知らないわけはありません。倉本聰さんのご自宅での出来事なんですから、意地悪ですね。