「マジ」「ガチ」と比較変化する日本語文法


※「デラ」ではなく「ガ チ」の誤りでした。訂正してお詫びいたします。


「ガチかわいい」は、「マジかわいい」のその一つ上をいく「副詞」なんだそうです。「ガチ」は、「マジ」以上のある状態の程度を形容するために新たに誕生した「副詞」なのでしょう。

「かわいらしさ」は、「かわいい」「マジかわいい」「ガチかわいい」と三通りに表現すればよく、そこには曖昧模糊としたグレーゾーンが介在しないわけですから、この上なく便利な言葉です。

「闇」を、「暗い」「マジ暗い」「ガチ暗い」としか記述できないような浅薄な文化からは、谷崎潤一郎さんの『陰翳礼讃』のような作品は生まれるべくもありません。

「陰翳」のない「マジ」「ガチ」を使ってお手軽に済ませてしまうことは、感性の、また思考の停止を意味しています。心の豊かさにも関わる由々しき問題だと思っています。言葉を弄んでいるうちはいいのですが、言葉にしっぺ返しをされる日が、遠からず必ずやってくると思います。私の杞憂であればいいのですが…。