「教育実習の思い出」_紡木たく『瞬きもせず』集英社


母校の中学校での教育実習の最終日に、金田いさむ君からいただいた思い出の品です。

学生時代の一番の友人は、紡木たくさんの書かれた『瞬きもせず』を、「向田邦子さんのコミック版」と絶賛していました。

中学校の先生方は、やんちゃな「いさむとその愉快な仲間たち」に手をやかれていました。「いさむとその愉快な仲間たち」は休み時間になるときまって実習生の控え室に遊びにやってきました。そして、私は休み時間に彼らと話すのを楽しみにしていました。が、それもほどなく禁じられてしまいました。

「本多先生に道徳の授業をしてもらいたい」とお願いされましたが、「僕は道徳的な人間ではありませんので、僕には道徳の授業はできません」と丁重にお断りしました。

To be continued.



観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日(ひとひ)我には一生(ひとよ)        栗木京子