聖地での「怪物」の運気
asahi.com で全国高校野球選手権大会の「ダイジェスト動画」を観ています。
西東京大会の決勝戦での五点差をひっくり返しての優勝といい、高校野球百年の記念大会への出場という巡り合わせといい、清宮幸太郎君には、常に人の口の端にのぼる話題性がつきまとっています。怪物の片鱗をうかがわせるには十分なスター性が備わっています。
昨日の東海大甲府戦での、三試合連続となるデッドボールといい、「自分のスウィングが徐々にできるようになってきて、このままいけばヒットの延長で、大きいのもあるかなと思うようにもなってきました」との予告ともとれる言葉が紹介された直後のツーランホームラン、またこのホームランは二者連続ホームランの呼び水となり、よりいっそうの話題を集めました。さらには、二死満塁での走者一掃のライトオーバーの二塁打というたいそうなおまけつきでした。
すべてにおいてお膳立てが整い、すべてがしつらえられています。おあつらえ向き場面に登場し、期待通りの活躍を見せます。この人事をこえた巡り合わせは「怪物」のなせる業としか思えません。
清宮君効果あっての早実なのでしょうか。それとも、早実あってこその清宮君なのでしょうか。両者がうまくかみ合っての早実、清宮君には間違いないものの、そんな素朴な疑問までもが頭に浮かびます。
明日の第一試合での怪物君の「人事をこえた巡り合わせ」を楽しみにしています。
四試合連続となるデッドボールへの期待もいやが上にも高まります。