「処暑の日に、野分見舞い」

 「二百十日」とならび、「処暑の日」は、台風の特異日に当たるそうです。
 いま日本の南海上にある台風 20号の北上が気になっています。台風19号と牽制し合っているのでしょうか、遅々として進まず、やきもきしています。結構な東風が吹いています。時折降りつける横なぐりの雨が、薄日に照らされて輝いています。避けられぬものならば、いっそ足早に駆けぬけて欲しいものです。
 今日の午前・午後の夏期講習への出欠は、あなたたち任せ、と告げてあります。顔ぶれをみての授業です。
 昨日は、8,5 時間の授業をこなし、間に間には、
◇ 司馬遼太郎,白洲正子,水上勉 他『近江路散歩』(とんぼの本)新潮社
を眺めていました。琵琶湖へはよく釣りに出かけましたが、湖岸ばかりをめぐっていましたので、肝心なことには眼がゆかず、惜しいことをしました。いくつかの風景には見覚えがあり、当時をしのんでいました。せっかちなひろい読みに終始しました。「石垣の町 坂本」(52-59頁)の石積みに関心をよせています。
 被害がでないことを祈るばかりです。
 また、台風が真夏をもたらすのか、秋を運んでくるのか、気になるところです。