「初秋の湿原を行く_四日前の処暑の日に思う」

前略 K様
 今朝は靴下を履き、日一日と、衣替えが進行しています。
 夕方、人気のなくなった頃を見はからって、初秋の湿原の散策に行こうと思っています。サギソウが咲きシラタマホシクサの群落が見られ、雪白な星の間を白鷺が舞う。またそこには気の早い秋草が混じる、そんなすてきなイメージを描いています。
 夏期講習にかまけ、埋め草としてはじめた「処暑の日に思う」が、思いがけなくも、連作になりました。われ知らず、「処暑の日」にむけてのカウントダウンがはじまりました。
早々