志條みよ子「陸沈」(You Tube)
Amazon を通じて注文した古書が二冊届きました。こんなことになろうとは夢夢思ってもみませんでした。散逸してしまった書籍を恨めしく思っています。 『青山二郎の眼 』別冊太陽 日本のこころ 87 (94-97頁) 志條みよ子「陸沈 - なめくじ横丁・酒場梟(ふくろう)にて」 「小林秀雄最後の対談」(音声ファイル) 小林秀雄さんと河上徹太郎さんとの「歴史について」の対談です。 2013年4月14日 asahi.com で、「小林秀雄・河上徹太郎、最後の対談の音源初公開」の記事を読み、すぐにP教授に連絡するとともに、『考える人』を、張り切って三冊購入しました。ぜひ、小林秀雄さんの生の声に触れてみてください。河上徹太郎さんを気づかう小林秀雄さんの声はとても温かです。 小林秀雄最後の対談「歴史について」考える人 2013年 05月号 新潮社 「小林秀雄最後の日々 その一」 今年は小林秀雄の生誕111年、没後30年の年にあたります。特集では、小林秀雄の「最後の対談」となった名対談をクローズアップしました。1979年7月、小林が亡くなる3年前に行われた対談で、相手を務めるのは60年来の盟友・河上徹太郎です。 河上 「お互いに告別式には出まい。どうせ、出てももう相手はいないのだから」 小林 「要するに思想上で交わっていれば、充分という、そういうことが、確かに君と僕との間に、いつの間にか出来ていた」 小林秀雄にとって河上徹太郎は、議論を闘わせるのにまたといない相手でした。本誌に再録したのは、「文學界」創刊500号記念のために行われた対談です。小林秀雄と河上徹太郎は「文學界」の創刊まもない時から同人として編集に関わるなど心血を注いできました。 さらに、今号ではテキストの再録にあわせて、対談音源を特別付録CDに収録しました。小林秀雄が自分が目を通していない講演や対談の速記類(音源はもちろんのこと)の公開を厳しく禁じていたことは有名です。今回は、両家ご遺族のご理解のもとに、特別に公開できる運びとなりました。 ヴァレリー、ドストエフスキー、ベルグソン論から、歴史小説のありかた、日本論、歴史や民主主義の捉え方について、ふたりの議論は次々と展開してゆきます。対談の現場は、どのような雰囲気だったのでしょう。対談の音源からは、主張が白熱していくなかにもふっと気を抜くやりとりがあるなど