「かゆみなき間に間に_意識下に追いやられた日々」


2016/04/27 に書いた「痛痒」のなかに、
「一週間ほど前(2017/04/20)に背中にかゆみをおぼえ、季節外れの乾燥肌かと思い」
との記述があります。2016/04/24 と 2016/05/01 に受診し、また、
田上八朗『皮膚の医学―肌荒れからアトピー性皮膚炎まで』中公新書
を読み、救われ、2017/05/07 に息を吹き返しました。そして、その後二日間静養していました。

この20日間の記憶がほとんどありません。メールのやり取り、ブログ、ちょっとしたメモ書きを見ると思い出すこともありますが、「実感としてのかゆみ」さえ思い出すことができません。かゆみが猛威をふるった、かゆみの脅威にさらされた魔の20日間は、危険を察知した脳によって意識下に追いやられたのだと思っています。封印されたのだと思っています。

以前の、不愉快に思っていたことどもも意識から消え、消えないまでも「実感」をともなわず、ずいぶんこころが軽くなりました。が、不思議です。