『男と女は誤解して愛し合い 理解して別れる』

昨日 消息を絶った「戦闘機」を捜し求めて、團伊玖磨さんの対談集『毒ヘビは急がない 』読売新聞社 をインターネットで検索していると、
島地勝彦 , 三橋英之『毒蛇は急がない (乗り移り人生相談傑作選 2)』日経BP社
が検索に引っかかり、そしてそれと同じ頁には、
島地勝彦 , 三橋英之『男と女は誤解して愛し合い 理解して別れる (乗り移り人生相談傑作選 1)』日経BP社 
が紹介されていました。

そのあまりのインパクトの強さに、私はひとまず「戦闘機」の捜索を中断し、脇道にそれることにしました。

「柴田錬三郎「キミはやれ、俺がやらせる」、今東光「極道辻説法」、開高健「風に訊け」――。人生相談の三大名作を企画・担当したシマジが、三文豪から受け継いだ人生の奥義と、自らの遊戯三昧から編み出した愛の必殺技を悩める男女に伝授する。」

今東光さんの『極道辻説法』、開高健さんの『風に訊け』は、若い頃にお世話になりましたが、柴田錬三郎さんの『キミはやれ、俺がやらせる』は、初耳でした。

「著者は言う。「人生は深刻になってはいけない。愉しめ。もっと快楽を追え、モームが『人間の絆』の中で喝破したように、人生の意義とは『生まれ、苦しみ、死ぬ』ことだけかもしれない。今東光大僧正が言ったように『人生は冥土までの暇つぶし』だ。みんないずれは死ぬ。ならば、脳みそを振り絞って死に至る一瞬一瞬を少しでも愉しめるように工夫しなければもったいない」。
ふっと肩の力が抜け、じんわり幸せな気分になり、ちょっと冒険をしたくなる人生相談の決定版。日経BPネットの大人気連載を精選して書籍化。」
「人生は冥土までの暇つぶし。だからこそ極上の暇つぶしをしなければいけない。男女の激しい恋情もやがては冷める。だからこそ目の前にいる恋人を深く愛さなければいけない。著者シマジが悩める男女に語るのはそういうことだ。人生はままならず、悩みのタネはつきない。ため息をつき続けても一生。それなら笑い、愉しんだほうがいい。その方法なら俺が教えてやるというのがこの本である。」

今東光先生は今でも吠えていらっしゃいますね!気を吐いていらっしゃいますね!!いいですね!!!