「拝復 M様_静謐の秋にお合いしましょう」

暑中お見舞い申し上げます。

秋は私の最も好きな季節です。喧騒の夏はやかましく、やりきれません。ひと夏をこすと、老いも進行し、呆けにもさらなるみがきがかかることと思われますが、遠く人事のおよばぬこととあきらめています。静謐の秋にお合いしましょう。楽しみにしております。

故あってアルコールとは縁が切れました。紫煙にて人を煙に巻くこと、珈琲は節度なくあいかわらずです。

「五十になったら明日はあっても、明後日はないと思え」と、K大のP教授に釘を刺されましたが、どこ吹く風で、明日があれば、とのん気にかまえています。

ご丁寧なご挨拶、どうもありがとうございました。
暑さきびしき折、くれぐれもご自愛ください。
GOOD LUCK!
FROM HONDA WITH LOVE.