河上徹太郎「沈黙は相手を選ぶ」

「友情と人嫌ひ」
河上徹太郎『詩と真実』
「饒舌に聞き手が必要であるやうに、沈黙にも相手が要る。そして恐らく饒舌よりも相手を選ぶものだ。私と小林秀雄との交友はそんな所から始まった。」

一人での沈黙の時間。相手を前にしての沈黙の時。沈黙を共有することは一大事です。

追伸:
野々上 慶一『ある回想―小林秀雄と河上徹太郎』新潮社 (27頁)からの孫引きです。近日中に確認します。