私は、 「STAEDTLER karat aquarell(ステッドラー カラト アクェレル)」 「2 red」 「29 carmine」 の二色を使い、アンダーラインを引いています。「柔らかな芯」、「なめらかな書き味」は、格別です。 2015年の 「銀座・伊東屋 創業111周年」 に便乗し、その記念として、それぞれ二本ずつの「 STAEDTLER karat aquarell」を買いました。以来のおつき合いです。 が先日、紙面に落ちたしずくをぬぐい、その上にアンダーラインを引くと、紙面に鮮紅色が広がり、あわてました。「 カラト アクェレル」は、 水彩色鉛筆かもしれないと思い調べると、やはりそうでした。 「 karat aquarell」とは、 karat: 宝石の質量の単位。 1 カラットは 200 ミリグラム。記号 K , car , ct aquarell: 水彩絵の具、水彩画 を意味するものでした。 うかつでしたが、これもなにかのご縁かと思い、「ウォーターブラシ」を各種そろえ、秋の夜長水彩画に挑戦しようか、と思う間もなく、画才のない私には無縁なことと、きっぱりあきらめました。 アンダーラインを引くには、 「 カラト アクェレル」以外の色鉛筆は考えられないことですが、アンダーラインに彩られた本が、水びたしなった際の悲惨さを思わないわけではありません。