TWEET「初時雨」

 時雨ている。「初時雨」に「七・五」を、「七・五・七・七」がつけられるといいのだが、非才を恥じている。
 芭蕉。時雨忌。芭蕉は時雨どきを好んで詠んだ。季節の変わりめに面白みがあるくらいのことは、私にもわかるが、時雨どきの朝な夕なを思ったとき、ことさらに句作の情があるのか、ないのか。
 しかし、山頭火の、
「うしろすがたの時雨れてゆくか」
この哀しみは、どうだろう。