TWEET「五十有五歳 荷風老人」

 昨夜深更帰宅し、沓脱ぎで、右足に「オリーブ色に赤を基調とした靴ひものトレッキングシューズ」、左足に「黒ずくめのウォーキングシューズ」を履いてることに気づき、あわてました。とんだ履き違えでした。老化はいよいよ進行し、ついに末期症状か、と覚悟しました。

 かぞへ見る日記の巻や古火鉢
      五十有五歳 荷風老人
           『断腸亭日乗』より

 荷風は、「五十有五歳」にして「老人」を名乗り、「五十有六歳」になる私はもう立派な老人のお仲間入りか、などと感慨にふけっていた矢先の一撃でした。
 まあ、笑ってすますに如くはなく、今回はのん気に陽気に笑ってすますことで落着しました。