「曽祖母が信条とした三猿」

 「見ざる、聞かざる、言わざる」。曽祖母が信条とした三猿。弟が中学校の修学旅行で日光東照宮を訪れ、曽祖母へのお土産に買ってきた三猿の置物。
 曽祖母は知ってか、知らぬか。いま『私は貝になりたい』。