「雨水の日に思う」
今日は雨水です。日が暮れるのが遅くなり、一日が長くなったような気がします。日没が五時前では何をするのにも不都合でした。
日曜日の生暖かい天候で、すっかり体調をくずし、以後ほとんどの時間を、ダウンジャケットを着込み寝て過ごしています。羽毛布団を一枚よけいにかけたことと同じです。首元があたたかくて重宝しています。
お隣の空き地にはたくさんのフキノトウが芽を出しています。若菜を摘むお年寄りの方々の姿も、ここ数年すっかり見かけなくなりました。諸行無常、万物流転。言葉としては一応の理解はしていますが、そうそう簡単にその寂しさはぬぐいきれるものではありません。