「怪物の片鱗」


テレビを観る習慣をもち合わせていません。しかし、さすがに昨日はテレビの前に釘づけになりました。早稲田実業 対 明徳義塾戦を、九回裏から観戦しました。早大の系列校ということもあって、やはり気になります。それまでは、インターネットで試合の経過を何度か確認していました。二点のビハインドで迎えた九回表の早実の攻撃時には、頻繁に「手動更新」をクリックしました。

ネクストバッターズサークルにいる清宮君の存在感と、四番打者の、「清宮さんからは『超えたな』といわれています」と話す野村君の脅威。二人とも打ちにはいかず、四球を選び後につなぎ、チームプレーに徹したことを、早実の和泉実監督は試合後のインタビューで評価していました。「清宮がいると、リードされていてもベンチのなかに落ち着きがある」とも仰られていました。解説者は「ベンチワーク」という言葉で讃えていました。

ただあることが、ものを言う清宮幸太郎は、やはりすてきです。怪物の行方を見守ります。

「今回は投手を五人連れてきました」という和泉監督の言葉もまた印象に残っています。