「水に手をひたす」


一昨日受診後、近くを通りましたので、P池によって、水に手をひたしてきました。いまだ、水ぬるむ春には遠く、お魚さんたちは食い気もなく、池の奥底でじっとしていることと思いました。水田用のため池です。田植えの準備がはじる頃になれば、豊川上流の水を取り入れ、各水田へと分配しますので、ささ濁りの状態も一変するかと思われます。だだ、その水は冷たいような気がしています。

ハクモクレンのつぼみが、ほころびかけていました。対岸の、山の裾野をとりまく裸木の一群が、陽光をあび、黄味がかった灰色にけぶっていました。霞たなびくかのようでした。

その先にある湿原にまで、足をのばそうかとも思いましたが、情けなくも意気地なくも踵を返し、早々に帰宅しました。根っからの、へたれです。