「ラブコール_いかに迷うか」


正解にいたるまでの私の迷い方をぜひみにきてください。数学の問題を解くとは、いかに迷うかということです。迷い方の問題です。

いよいよ考えが煮つまってしまったら、いったんその問題から離れて、時間をおいてから解くとあっけなく解けることがあります。よそ事をしているときにひらめくこともあります。ふて寝から覚めたときに思いつくこともあります。いずれにしても時間をおく際には、当面している問題を忘却の彼方に追いやってしまうのではなく、頭の片隅に把持したまま、つかず離れずの状態で時間を過ごすことが大切です。散歩をしたり掃除をしたりするのも一興です。そんなこんなを繰り返しているうちに、解き方の勘所がわかってくるようになります。