「拝復 P教授様_小林秀雄『では美は信用であるか。そうである』」


 「『では美は信用であるか。そうである』と小林秀雄はいっていますが、この “信用”は、目から血を吐く思いで会得したものでないかぎり、単なるレトリックで終わってしまいます。
 天才は、考えるヒントをあたえてくれますが、理解する存在ではないと、改めて実感したしだいです。」


おはようございます。
「真贋」
小林秀雄『モオツァルト・無常という事』 新潮文庫
「では美は信用であるか。そうである。」(233頁)
容易には近づけない、すごみを感じています。切るか、切られるかの、真剣勝負の世界ですね。私は、小林秀雄の語る「美」を「信用」しています。

以下、
白洲正子『いまなぜ青山二郎なのか』新潮文庫(55-56頁)
です。

昨夜、三か月ぶりに授業をしました。中二生の男の子との一対一の授業です。授業後にはそれなりの満足感があり、危険です。用心してかかります。

お便りどうもありがとうございました。
時節柄くれぐれもご自愛ください。
TAKE IT EASY!
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