「二月の鬱」


「二月の鬱」は、さなぎの時代、じっとして来るべき時を待つ時季だったのかもしれませんね。さなぎの時節といえども、内では絶えず変容をとげていたのだと思っております。

鬱の時代には、「徐如林」(徐(しず)かなること林の如く)、「不動如山」(動かざること山の如し)の心境が適当か、と思われます。