「一日遅れの穀雨の日に思う」


「降る雨は百穀を潤す。春の季節の最後」とあります。

「五穀豊穣」「五穀米』。「五穀」といわれてもぴんとこず、ウィキペディアには、
「現代においては、(きび)または(ひえ)を指すことが多い。いずれも代表的な人間の主食である」
と書かれていますが、私には米と麦しかわからず、百穀にいたってはまったくのお手上げです。

「晩春」といえば、学生時代「銀座並木座」の「小津安二郎特集」に通ったことを思い出します。原節子、笠智衆。静かな時が流れ、銀座にいることを忘れました。「ことば」がきれいでした。「ことば」が美しいと、品が生まれます。