「晴れて、上眼瞼内反症の手術です」
「晴れて、上眼瞼内反症の手術です」 ようやく数十年来の煩わしさから解放されました。 何日かおきに逆まつ毛を抜いていました。しっかりまつ毛をつかみ、毛根から抜くことのできる毛抜きに出会うまでに、いくつの毛抜きを試したかわかりません。眼科医で使用している毛抜きをわけてもらおうとお願いしましたが、「医療器具ですし、抜くにはコツが必要ですから」との理由で断られました。 眼科医を転々としましたが、その都度逆 まつ毛 を抜き、目の保護と細菌の感染を抑える二種類の点眼薬を処方していただくだけで、逆 まつ毛 から解放されることはありませんでした。受診後にもかかわらず、どうしようもなく苦になり、自分で逆 まつ毛 を抜くこともしばしばありました。こんな具合でしたので、薬局にて、眼科医で処方された点眼薬と同じような成分をもった適当な目薬を見つくろっていただき、それを差し、逆 まつ毛 は自分で抜く、という生活をしていました。 目薬に含まれる防腐剤が原因で、目の周りが炎症をおこし腫れあがり、まぶたを指で支えなければ目が開かないという惨事にあったことが二回ありました。一度目は眼科を受診しましたが、二度目は薬局で相談しました。医師の処方箋がないと目の周りの薬は出せませんとのことで、最寄りの歩いてわずか数分の眼科医を紹介していただきました。その足で「おおむら眼科クリニック」さんに行き、先生に症状、また希望をお話しすると、「では、市民病院で手術を受けられるように紹介状を書きますので、しばらく待合室でお待ちください」と言われました。 あまりのあっけなさに拍子抜けしました。物事が上手く運ぶときはこんなものなのでしょうか。紹介状をいただき、薬局に立ち寄り、報告とお礼を言って帰路につきました。帰宅後、いつものように慎重に紹介状の封を開け、スキャニングしました。記念撮影です。2015/02/05 のことでした。そして、2015/02/09 に豊橋市民病院の眼科を受診しました。 二度の手術を経て 2015/07/03 に一連の治療を終えました。術後には、二重まぶたで目がぱっちり、保険適用の美容整形手術、と思っていましたが、 そう上手くはいきませんでした。加齢とともにまぶたは下垂しますので、いずれまた手術が必要なときがやってくると思い覚悟しています。 執刀してくださ