「悪い予感が的中し、息も絶え絶え!!_中学校教科書改訂」


 思うところあって、昨夜インターネットで検索してみました。
 悪い予感はみごとに的中し、今年度中学校の教科書が改訂されることがわかりました。
 一気に消沈しました。
 小・中学校の教科書は、通常四年ごとに改訂されます。今回の改訂は、平成24年度(2012年度)に次ぐものです。前回は、「ゆとり教育」が改定された「新学習指導要領」の下での改訂でしたので、各教科とも内容が大きく変わりました。簡単にいってしまえば、前回の改訂では、「学習内容や授業時数が三割削減された、2002年度に施行された『ゆとり教育』」以前の学習内容にもどされました。今回の改訂はさほどのものではありませんが、教科書の改訂は私にとっては厄介です。

三学年・五教科の教科書 全15冊、国語と英語の教科書ガイド 全6冊、教科書準拠の国語の問題集 全3冊 をそろえ、読み、書き込みをし、必要ならばプリントを作りと、また教科書が変わればそれに伴って入試問題も変わるでしょうし、先を思うと気が重くなることばかりです。

教科書が一般書店の店頭に並ぶのは、教科書が子どもたちの手に渡ってからのことです。そういう約束事があるようです。書店に尋ねると、今年は 04/15 とのことでした。04/15 までの短い命です。04/15 からは生活が一変します。


「皆さんには全く責任のないことですが、」と前置きをし、「『ゆとり教育』世代のあなたたちは、教育行政の犠牲者であり、失敗作であって、できそこないです」と、私は子どもたちによく意地悪を言ったものです。このことにつきましては、頁改めて書くことにします。



かつて、私立中学に通う塾生がいました。公立の中学校とは異なった教科書を用いる、私立の中学校の生徒さんたちにまで、公立の中学校で使われる教科書が無償配布されているのを知ってあきれたことがあります。もう十年ほども前の話ですが、こんな無駄で不合理、馬鹿げたことが今でも行われているのでしょうか。もったいないお話です。