「井筒俊彦というさやけさのなかで_井筒俊彦 読書覚書」

 井筒俊彦の文章には彩(あや)がある。学術論文に私情をはさむことは許されないが、井筒俊彦の精緻な文章には、自ずからなる情(こころ)がある。明晰な文の重なりのなかで、文章は美しい形をなす。
 井筒俊彦というさやけさのなかにあることを、私は好む。

下記、
「井筒俊彦という巨匠と井筒俊彦が師事した巨星」
です。