「『空海の風景』_井筒俊彦 読書覚書」

 「空海の風景」が突然ひろがった。思いもかけないことだった。井筒俊彦の透徹した眼には、至極当然の配列なのだろうが、事物相互の関連性が寸断され、事物が箇々別々に映っていた私にとっては、唐突なできごとだった。
 井筒俊彦が語るのは哲学である。払拭され昇華されたものが、共時的に把捉されているのがうれしい。
 信仰なき、寄る辺なき私にとって、井筒俊彦と向き合う、その時々が救いとなっている。

◇ 井筒俊彦『意識と本質 ー精神的東洋を索めてー』岩波文庫
 現在、「Ⅹ」章、264頁まで読み進みました。どんな収束をみせるのか、先を楽しみにしています。
 なお、「Ⅹ」章、229頁から、空海の「真言密教」についての論考がなされています。

司馬遼太郎『十六の話』中公文庫
「対談 司馬遼太郎 井筒俊彦 付録 二十世紀末の闇と光」(397-441頁)
を再読すべく、デイパックにしのばせました。

以下、
司馬遼太郎『空海の風景』中公文庫_途中経過です。
「司馬遼太郎『空海の風景』から展がる景色」
です。