「困憊する_井筒俊彦 読書覚書」

2018/03/20 に、
若松英輔『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』慶應義塾大学出版会
を読み了え、続けて、
◇ 井筒俊彦『意識と本質 ー精神的東洋を索めてー』岩波文庫
を読みはじめましたが、大著を前にして、疲弊し、消耗しています。
その間には、
◇ 井筒俊彦『マホメット』講談社学術文庫
を読み、いま、
◇ 井筒俊彦『イスラーム哲学の原像』 岩波新書
と併読中です。たいそうな寄り道です。いずれも井筒俊彦圏内でのできごとです。

現在、「Ⅵ」章、121頁、「禅(無『本質』的存在分節)」に関する「論究」の途中で、一時休止中です。井筒俊彦の精緻な哲学の文章を繙くには相応の労力を要します。切迫した際には、寝る限ります。桜咲き華やぐ候、一人冬眠を決めこんでいます。