「色香に飢えています_井筒俊彦 読書覚書」

つい今しがた、
◇ 井筒俊彦『イスラーム哲学の原像』 岩波新書
を読み了えました。イブン・アラビーは、たとえば、「存在」が「自己展開」し、「自己顕現」していくさまを、「慈愛の息吹き」と表現していますが、イブン・アラビーの操る「詩的言語」にはいきおい感銘があり、安らぎがあります。

◇ 井筒俊彦『意識と本質 ー精神的東洋を索めてー』岩波文庫
の「Ⅵ」章を読み了えました。この二日間で、19頁ほど読み進め、
◇ 井筒俊彦『イスラーム哲学の原像』 岩波新書
に目移りしました。乱脈な読書体験ですが、少しずつ理解も進み、このまま脈絡なき読書を続けます。

今日の午前中、
◇ 若松英輔(編集)『新版 小林秀雄 越知保夫全作品』慶應義塾大学出版会
が届きました。色香を求めて注文しました。いずれも「三田文学」界隈での出来事です。