「司馬遼太郎によせて」


宗教を哲学として語ってくれることのありがたさ。歴史に生身の人間が息づいていることへの関心。歴史を見はるかす目の確かさ、またその明晰さ。今しばらく、博覧強記にして自在に言葉をあやつる司馬遼太郎の史観に沈潜します。