「この夏のP教授との対話録です」

「研究三昧圏に突入。あとは、手とワープロに委ねるだけ」
「いよいよ三昧境ですね。あとは手に委ねるだけとは、うらやましいかぎりです」

「ところで、最近の塾長のブログでは、岡潔のものが読ませます」
「小林秀雄の『ゴッホ』を読み、私の手には負えず。気分転換にと思い『季』を読み、思いがけずも岡潔と出会いました。これもなにかのご縁と思い、たいそうな寄り道をしました。その後、『ゴッホ』を再読、三読しましたが、相変わらず、手をこまねいてばかりいます


「その後元気ですか?
こちらは、学会報告論文の締切りを控え、毎日、崖っぷちで、天国と地獄を味わってます。
人間、崖っぷちに立たないと、物事が本当に見えてこないことが分かります。弱気になるのは簡単ですが、弱気と謙虚さは似て非なるものです。
人生の貴重な時間を学問という贅沢な遊びに費やせる幸福を実感してます。
岡潔流に、『すみれはすみれ』として咲きます」

「一生モノの作業手順を身につけられるように邁進します。
『直ぐやる、必ずやる、出来るまでやる』です」
「『思いたったらすぐ行く、必ず行く、釣れるまで釣る』。貴重な釣りの三原則、どうもありがとうございました」

「数年来関わってきた呼吸法と脳の関係が、やっと腑に落ちました。
本来『脳は積極思考です』。脳の酸欠状態で思考もパワーダウンします。この真理に到達したのが、気功でありヨガです。そして瞑想であり座禅です。 全て、呼吸法(脳への酸素の供給)をベースにしてます。
我々は、脳の3%しか使っていないということは、あとの97%が停止しているのではなく、酸欠で脳細胞の3%しか機能していないということです。
呼吸を制する者は幸いなり。
今日、呼吸法を行ったら瞬く間に幸福感に包まれ、感謝の念で満ちました。
呼吸法の充実で残りの人生は、いよいよワクワクします」


この夏も、P教授からは、いくつもの貴重なお言葉をいただいています。深謝しております。