「一日遅れの処暑の日に、思うのは釣りのことばかりです」

畏友 小林宜央さん(75歳)より、中二生のお孫さんの Y君に、(ブラック)バス釣りを教えてやってほしい、とのご依頼がありました。畏友のお願いとあれば、「初心者に釣りの手ほどきはしないことにしています」、「釣りは一人を楽しむゲームです」、また「『静かなることを学ぶ場』です」と、御託をならべるわけにもいかず、早速ガイド役をひき受けることにしました。

2017/08/21 に、P池に夜間釣行に出かけました。
「SEIRA MINNOW 70S」
「WANDER 60ESG」
で、二匹のバスを手にしました。ステディリトリーブで、「釣れちゃいました」という
りです。
「MOGUL CRANK 47SSR」
にて、アタリがありましたが上手くのらず、
「COMBATCRANK SSR」
「Baby X-PLOSE」
「イモグラブ50」
では、ともに
敗退しました。

私は、三本のロッドを忍ばせていきましたが、車中に置きざりにして、黒子に徹しました。あまりの手持ちぶさたに、煙草をくゆらせてばかりいました。Y君のロッドを拝借し、岸際いっぱいに投げると、ねらい通りに、
「SEIRA MINNOW 70F」
にバスがとびついてきて、ちゃっかり一匹ものにしました。初心者の Y君の目の前でちょっとでき過ぎでした。格好よすぎました。

 スピニングタックルのキャスティング法とその精度、またフェザリング。各種ルアーの特性とそれに見合ったロッドワーク。攻め方等々、すべてにおいてこれからの中学生アングラーです。先は長く、天を仰ぎました。

 次回は自分の釣りをと思いましたが、この釣行が呼び水になり、釣り三昧の毎日になるのは危険です。大火傷のもとですが、もはや頭の中は釣り一色という体たらくで、釣り道具と戯れたり、次回の作戦を頭に描いたりして遊んでいます。
 パンドラの箱は開けられたようです。開けられた以上は、それにしたがいます。
 「ブラックバス_’17 夏期シリーズ 」のはじまりを予感しています。