「一日遅れの立秋の日に思う」

昨日は「立秋」でした。思いがけずも、台風が脇を通過し、夜来暴風雨に見舞われました。台風5号が秋をもたらす、とはとても考えられず、時候の挨拶こそ、「暑中見舞い」から「残暑見舞い」にかわりましたが、いぜん「夏季見舞い」は、「夏季見舞い」のままです。

今夜は満月です。
月の出が「19:09」
日の入りが「18:49」
です。
季節こそ違え、
「菜の花や月は東に日は西に」 与謝蕪村
の構図がのぞまれます。

「東(ひむがし)の野に炎(かぎろひ)の立つ見えてかへり見すれば月傾(かたぶ)きぬ」 柿本人麻呂
の壮大な光景は、まだ明けやらぬ時節のことでしたが、眠り呆けていました。

最後になりましたが、
残暑きびしき折、くれぐれもご自愛ください。