「小暑の日に思う」


「暑さも本格的になる時期」とあります。

今朝早朝に目をさますと、あぶらぜみが鳴いていました。セミの初鳴きです。それは、蟬しぐれと呼ぶには大げさなものでしたが、数匹のセミの鳴き声ではなく、かなりの数のセミの声でした。思えば、時を同じくしてまとまった数のセミがいっせいに羽化し、鳴きはじめるのは不思議です。

気象庁発表の「あぶらぜみの初鳴日」を調べると、最寄りの名古屋の欄にはすでにデータが書き込まれていました。「観測日 7月5日、平年差 -8、昨年差 -3」と記されています。名古屋に比すれば東に位置する当地では、二日遅れの初鳴きということだったのでしょうか。「平年差 -8」の記録も気になります。セミは梅雨の晴れ間を縫って鳴きはじめるということなのでしょうか。

梅雨時とはいえ、毎日のように夏空が広がり、どうやら今年は空梅雨のようです。異常気象といえば毎年異常ではない年はなく、私がやきもきしたところで仕方のないことですが、梅雨時には梅雨時らしくあってほしいものです。

追伸:
今日は七夕ですね。「金がほしい」と、男の子の力強く大きな字で書かれた、なまなましい短冊を先日目にしました。