「H29年度以降の愛知県公立高校入試・問題例を解いた感想_追記」

国語「2つともできて2点。」(文章の推敲問題)
数学「2つともできて2点。」(図形の証明問題)
社会「全てできて2点。」(正しいものをすべて選ばせる問題)
理科「(2) 正しく書けていて2点。」(グラフの作図問題)
英語「賛成又は反対の立場が,その理由とともに明確に示されていて2点。」(自由英作文)

 国語、英語ともに、「表現力(作文能力)」を問う問題が例示されています。それはさておき、各教科 1問2点問題ばかりが掲載されており、意外に思っています。従来通り1問1点問題が、22題 出題されるものとばかり思っていました。新入試制度下においても、今まで通り、出題数は各教科 20題で変わらないような気がしています。問題数が現行通りで、試験時間が各教科 5分長くなると考えたとき、やはり、正解にたどり着くまでに時間を要する、「思考力」が試されるのだと思っています。

 これでようやく「愛知県公立高入試」も全国水準に近づくのかな、という感を抱いています。愛知県教育委員会のすることは、いつもいつも他府県の顔色ばかりをうかがっていて、意気地なく、不甲斐なく、おもしろくありませんね。他府県の後追いばかりしていて、美しくないですね。

 「愛知県公立高入試」は、全国で47番目に難しいといわれていた時代が、どれほど長く続いたことか。そして、その後も同じ轍を踏むばかりで、情けないお話です。

以下、ご参考まで。
「H29年度以降の愛知県公立高入試・問題例を解いた感想」