「『北の国から』の地_´95 初夏 富良野市六郷の森にて」

 北海道を訪れたのは、Nさんがまだハイハイをしていた頃、いわさきちひろさんの淡彩から這い出してきたかのような、かわいらしい赤ちゃんでした。
 「秀岳荘 北大店」でツェルトとスタッフバッグを仕入れ、また「石井スポーツ 札幌店」ではシュラフと「EPI CLIMBER′S COOKER S」、そしてマグカップを購入しました。
 その後 六郷の森へ向かいました。富良野岳を望み、ツェルトで何日かを過ごしました。
 六郷小学校の子どもたちが、登校時に、
「生きてますか?」
と気づかって、声をかけてくれました。危なっかしくって、見ていられなかったのかもしれません。
 その後六郷の森を後にして、富良野駅のお隣の布部駅に場所を移しました。水道やトイレが用意された「無人駅泊」は快適でした。夜はベンチを寝台にして寝ました。布部駅を根城に気ままな毎日を送りました。なかでも、富良野岳温泉は格別でした。市内を地下足袋で彷徨っていました。地下足袋は現地で調達しました。
 太平洋フェリーで、名古屋 - 仙台(経由)- 苫小牧間を往復しました。
 仙台では、P 教授に松島を案内していただいたり、磐梯山に登頂したりと、とてもよくしていただきました。
 また、P教授のご紹介により、東北福祉大学の川上吉昭先生の研究室にお邪魔し、個人教授を授かりました。さらに、「温古堂」さんでは「操体」を実体験しました。心地よさに身を任せているうちに、しだいに体への意識が薄れ、体を感じなくなりました。身のこなしが軽やかになり、宙を舞っているような感じがしました。
 そのころの私は、目下野宿の達人を目指し奮戦中の、Hのはるかに上をいっていました。今後のHの大活躍に期待するばかりです。
 とりとめのない文章になってしまいましたが、とりとめのないままに UP しておくことにしました。悪しからず!!

以下、
「温古道」
◇ 橋本敬三「操体法」
です。ご参考まで。