「『サムライブルー』と『赤い悪魔』の一戦によせて」

 西野ジャパンは、決勝トーナメントで、ベルギーとの対戦が決まった。ベルギーは今大会屈指の強豪国である。世界ランク3位にして、優勝の呼び声も高くとは、私の勝手な憶測だが、試合巧者であり、得点力の高さが際だっている。
 真剣勝負の「サムライ」と、虚虚実実、海千山千の「悪魔」との対決である。
 片や「サムライ」と化し、片や「悪魔」と化した選手たちによって描かれる、一幅のサッカー絵巻を鑑賞することが、私の期するところである、勝負は時の運といえば、西野ジャパンに失礼なのだろうか。