「こんなときにこそ,『四隅の時間』を惜しんで『四上の読書』です」

 2018/06/25,26,27 に第二テストが行われます。今日が、13日前にあたります。2018/05/28,29 に行われた第一テストから、体勢を立て直すことができないままに、二週間が経ちました。
 福沢諭吉『学問のすゝめ』岩波文庫 を100頁ほど読み、そのままにしてあります。読書らしき読書といえば、それだけです。数の内には入りません。


「本を読む場所」(41-50頁)
倉田卓次『裁判官の書斎』勁草書房 
「私の読書法」(131-140頁)
倉田卓次『続 裁判官の書斎』勁草書房 
 今回は「四隅(しぐう)の時間」を惜しんで、「四上(しじょう)」の読書です。裁判官時代の倉田卓次の一日の「四隅の時間」は、「平均四十分」であって、「平均四十分」にしてこの豊かさですので、驚きもし、また考えさせられもします。
 なお、「四隅の時間」とは、「旅行鞄にものを詰めるとき、もう入らぬと思っても、四隅にはまだ小物をつめるスペースは必ずある。余暇利用も、休暇をまとめて取ることばかり考えず、この四隅の小さな時間の利用を心掛けよという教え」のことであって、「四上」とは、「文章を練るに適するとして古く人が勧めた場所で」「『馬上枕上厠上(しじょう)』のいわゆる『三上(さんじょう)』」に、「馬を車に改めた上、『路上』を加えて『四上』とし」た、と倉田卓二は書いています。

私に欠けているものは、寸暇を惜しんで、ということです。