「三晩空けての螢狩です」

 昨夜、P池に螢狩に行ってきました。昨晩は一人での道行きでした。
 例年ですと、山の湧水の、池に流れ込む辺りの灌木に、たくさんの螢が見られるのですが、今夏の螢は神出鬼没です。気ままです。
 螢の明滅を眺めながら、闇の中に一人たたずんでいました。
 水面近くを舞う螢は産卵しているのでしょうか。間近まで飛んでくる螢もあり、その際には、透き通った蛍光色の光がはっきりと見てとれます。
 P池は立ち入り禁止です。たとえ警察官に詰問されるようなことがあるにしろ、事情をお話すれば、無粋なことには発展せず、お咎(とが)めなく、放免の身になることと、信じております。
 三十分ほどで、心身がすっかり鎮まりましたので、帰路につきました。
 梅雨時に見られるいっ時の風物詩です。近日中にまた出向く予定でいます。