「梅雨入りしました_『学問のすゝめ』読書覚書 1/2」

 東海地方が梅雨入りしました。梅の実が入るころです。
 第一テストを 2018/05/28,29 に終え、その日から三日間続けて父の受診につき添い、その待ち時間の長さに辟易し、またその翌日からは、三泊四日で帰省した弟と過ごしました。
 依然、「身重の体」です。すくすくとお育ちのようです。
 福沢諭吉『学問のすゝめ』岩波文庫 を一日で読み了え、弾みをつけ、仕切り直して、井筒俊彦の著作群に取り組む心づもりでいましたが、読書の合間合間に午睡ばかりしていてはかどりません。午睡の合間合間の読書です。
 三日間で、
「学問のすゝめ 十一編 名分をもって偽君子を生ずるの論」(100頁)
まで読みました。ちょうど半ばです。
 「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり」(11頁)
 内容は、「平等のすゝめ」から、「学問のすゝめ」へととって変わりました。「不覊独立」という言葉が随所にみられます。
 文体だけをとり上げていえば、評判に違わぬ平易で明快な文章です。啓蒙書としての、福沢諭吉の発明です。
 時節柄もよく、居眠りの合間合間の「雨読」を楽しみます。