「雨水の日に思う」


心なしか日差しが春めいてきました。雨の降る日も増え、めぐる季節を実感しています。

今日が愛知県公立高入試の十六日前です。さしたる計画もないままに、のらりくらりと授業を進めています。のらりくらりとした授業で、かつて差しつかえがあったことはなく、今年ものらりくらりを決めこんでいます。子どもたちにとっても、ぬらりくらり程度の授業が適当で、勢いあまった頭ごしの授業は、空回りするだけでいけません。

のらりくらり、ぬらりくらりとした浮世ばなれした生活を、二十日も続けると、社会復帰には、それなりのリハビリの期間が必要になります。入試後にはきまって体調をくずし、寝たり起きたりの怠惰な生活を、一か月ほど続けるのが、最近の習いになっています。のらりくらりにも、ぬらりくらりにも、それなりの代償がともないます。入試後には、のらくら過ごし、自然治癒力にまかせるのが慣例になっています。