「春の湿原を行く_ハルリンドウ」

 16時 駐車場着。車が少なく意外だった。
 花期をむかえたハルリンドウが、木道わきに点在していた。処処にショウジョウバカマの花が咲き、タチツボスミレの花が見頃だった。いまにも涸れそうな、心もとない水たまりには、アズマヒキガエルのオタマジャクシが身を寄せ合うようにして蠢めいていた。時折、コゲラのドラミングの音が聞こえた。
◇ THE NORTH FACE「シャトルデイパックスリム K」
を意味もなく背負い、一昨日届いたばかりの、季節はずれの、
◇ THE NORTH FACE「バーブパンツ UN」
をはいての、40分あまりの湿原行だった。
 清々した。
 帰路、西の曇り空には満月さながらの陽がかかっていた。


「ハルリンドウ」

「ショウジョウバカマ」