この時期にこそ、「数学ワンダーランド_正の数・負の数のたし算・ひき算」再掲です。

「負の数って何のため?」(9-10頁)
小島寛之『高校への数学 数学ワンダーランド』東京出版

まずはじめに、「3-8」を、「3ひく8」という数式としてみるのではなく、(+3)と(-8)という2つの数字として、とらえていることを確認してください。
(+3)(+8)
(+3)(-8)
(-3)(+8)
(-3)(-8)
という、とらえ方しています。

 「正の数・負の数のたし算・ひき算」
「3. 中和して消えるイメージ」
             
まさに、「ワンダーランド」です。私の手元にある『高校への数学 数学ワンダーランド』は、H7/11/30 に出版された初版本です。小島寛之氏の発明には、H8/04/01 の開塾以来ずっとお世話になっています。明解です。すてきです。「正の数・負の数の加法・減法」の理解のはかどらない子どもたちが案外います。はじめの一歩からつまずくのはあまりにも酷です。一人でも多くの先生方の、子どもたちの、また中学校の数学に関わる方たちの目にとまることを願ってやみません。

追記:
ちなみに、私は、プラスの電気を帯びたシャボン玉とマイナスの電気を帯びたシャボン玉が、ひきあって「こわれて消え」る、と説明しています。